Tuesday, January 08, 2008

Dallas>> Tucson

10月18日, Dallas, TX

夜中,咳で時々起きてしまう。それに加え朝9時からホテルで工事が始まり非常に短い睡眠となる。DaleはTexasに来るとバーベキューを食べなければ気が済まないと言う。だが自分はあまりその気分にはなれない。Jaredが気を使ってくれ、ベトナム料理屋で食べ易い麺類を食べようと言う提案でDaleを説得してくれた。少し悲しそうなDale。でもレストランを見つけ、そこに入り,メニューを見ると気を取り戻し,わくわくし始める。CoadyとJaredはベトナム料理が大好きで,二人ともB?n th?t n??ng(ブン・ティット・ヌォン)のような、スープのかかっていない麺類を好んで注文している。今日も例外ではない。自分とDaleはラーメンのようなPh?(フォー)を注文。Daleはスープをレンゲで吸い、吸うたびに「あ〜」とため息を漏らす。これは勿論”美味しい”と言う意味のため息。結局、バーベキューは逃したものの美味い飯にあり付け機嫌を取り戻したDale。その後は自分もDaleの真似をして”ズズズ〜,ア〜。ズズズ〜,ア〜。ズズズ〜,ア〜。ズズズ〜,ア〜”の繰り返し。笑いとともに喉の痛みも和む。
渋滞に巻き込まれ予定より遅れて会場に到着。ドラマーの二人が同じバンに乗っているため,会場でエンジニア等を待たせていた。ステージに足を運ぶともう既に準備が出来ている。今回もエンジニアの二人は口が少ない。信用してサウンドチェックを行う。
公演も客のノリもよく良いライブになった。片付けを始めた時,Dallasに住む旧友,Mが会場にやって来たと電話が入った。しばらく親友と話しながら片付けをする。片付けを終え,Mに別れを告げる。後で知った事だが会場にマイクの入った箱を忘れて来てしまった。やはり友人との再会で仕事に集中していなかった所為であろう。


10月19日, 20日, Dallas>>Tucson

1327kmと言う距離なので2日かけての移動となる。Dallasを最後に映画担当のTomはツアーを後にした。そのため,2台のバンには3人づつとなる。CoadyがBuzzとTimのバンに同乗する。DaleとJaredは風邪を引いている自分に気を使って運転を交代交代で担当してくれる。
New Mexicoの宿で一夜過ごし,昼前にそこを発つ。ホテルから20分走るとCarlsbad Caverns国立公園がある(http://www.nps.gov/cave/
http://en.wikipedia.org/wiki/Carlsbad_Caverns_National_Park)。一行はそこへ向かう。別のバン組のBuzz、CoadyとTimには会わなかったがトラック組のGareth, Johnと合流。公園の目玉は16種類のコウモリと113個の洞窟。そのほとんどが鍾乳洞である。子供の頃、山口県、秋吉台にある秋芳洞に行った事を思い出した。その経験から”鍾乳洞くらい行った事がある”程度に思っていたが、そのスーケールのデカさに圧巻。Carlsbadは広い上に深い。メインの洞窟から入って40分くらい下って行ったであろう。一番深い所で489mだと言う。日本人観光客も何人かいて、その一人が「インディアナ・ジョーンズのセットみたいだ!」と言っていた。言っている事は分からないでもないが、自分にはそれ以上に感じた。登りはエレーベーターで、数分で地上に出る。
夜になりTucsonに着く。Timから街に飲みに行こうと誘われたが、風邪が治っていなかったため断念。


10月21日, Tucson, Arizona

風邪の所為で夜中何度も咳をして起きてしまった。そんな日が数日続いた。起きると肋骨のあたりが痛む。咳をしすぎて肋骨をおる事は割合頻繁にあるようだ。自分もそうなったのかと思い始める。
自分はこの朝まで今日の予定を把握していなかった。BBのMyspaceですケージュールを追っていて,今日の事が書かれていなかった。その所為で自分はTucsonで公演がある事を朝知ったのである。もともとツアーでの移動日は好きではなく、演奏することに快感を覚えていたのだが,さすがに風邪の所為であまり演奏する気にはなれない。客ののりはいまいち。だが演奏の方は薬やのど飴が効いていたのと、しらふであった所為か,自分としては上出来と言える納得のいくものとなった。

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