Recording Projects. Music Production, Deaf Nephews, Altamont, Serce, Big Business, Circuit Bending, etc...
Tuesday, April 04, 2006
Down Town LA - 小雨降る,ハンバーガーな夜。
3月31日
Melvinsの友人のDavidはDown Town LAにある倉庫を借りそこに寝泊りしている。そこは工業地帯にあるため大きな音を出しても近所から苦情がくる事もない。Davidはよくそこをパーティー の会場として人を呼んでいる。そこではある程度知名度のあるバンドの演奏も数多く行うようになっていた。この晩,当初の予定ではBig BusinessとDavid Scott Stoneのみの公演が予定されていたのだがDaleが頼みAltamontも参加する事に。頭の弱い旧友MTもこの日のために"また"日本から遊びに" きやがった"。
5時にリハーサルスタジオで待ち合わせをして曲合わせを行う。明日Glendaleのthe Sceneでチャリーティーコンサートを行う時のため2つのカヴァー曲を用意していた。それも含め数曲音合わせをして7時ごろその倉庫に向かう。車でわず か5分あまり。小雨が落ちてくる中,機材を運び入れる。中に入るとバーベキューの準備が出来ていた。昼食でハンバーガーを食べていた自分とMTは,その日 2回目のバーガーをセルフサービスで料理し始める。なかなかいい肉を手に入れたようだ。ビールを片手に小雨降る夜の工業地帯で食べるハンバーガーはある意 味ふぜいがあった。
9時を過ぎると人がちょくちょく集まってきた。機材の配置にかなり時間がかかった。それもそのはず,半円にくり貫かれ た形のスケートボードリンクがステージとなっている。しかもステージ横を通らなければ客もトイレに行けなくなっている。かなりワイルドな設計。何とか機材の配置を決めあたりを見回す と30人弱がすでに来ている。サウンドチェックも兼ね次の晩にやるLynyrd Skynyrdの"Junkie"を練習ついでにあわせる。すでに客は乗っている。この曲は今晩のセットにはないため,早く来ていて人だけに聴いてもらっ た。
10時を過ぎるとかなりの人が集まってきた。当初の予定では10時半からAltamontの公演ではあったが,Big Bisinessの機材が一つ行方不明であったためそれを取りに行く事になり演奏は11時からとなった。LAではよく来てくれる人や知り合いの日本人が数 人足を運んでくれた。
11時になり待ちかねていた人から"やっとかよ"と声がかかる。スケートボードリンクの設置,それに音響設備の整っ ていない場所の為,自分の音が あまり聴こえてこない。1曲目の"Monkees' Uncle"ではキーボードの音は聴こえてくるもののウクレレの音が聴こえてこない。「こりゃ今晩は駄目だな」と諦め掛け次の曲に入るためギターに持ち替えた時,足元のヴォリュームペダルが最小になっていた事に気付いた。つまりウクレレが聴こえなかったのは自分の落ち度。サウンドクルーを怒鳴り付けなくて良かったと思った(勿論,今まで彼らを怒鳴りつけた事などはない)。それでもやはり自分の音は聴こえてこないし,Daleのヴォーカルも聴こえてこない。 しかも自分の横をトイレを求めた人々が行き帰りする。「やりにくい!」でも客はパーティー気分で乗りに乗ってくれている。自分もスケートボードリンクを所 狭しと弾きながら踊ったり,ギターを股に挟んでみたり,観客に指を左から右へと舐める様にさす,往年のヘビーメタルアクションでウケを狙ったりと観客へア ピールをも行った。
旧友,MTは先日のZen Sushi公演に続きヘッドライトを着用してステージ上での照明係兼写真撮影を行っている。今回は野球観戦などでウケ狙いで使われるカップホルダーが二つ (に普通のには付いていないが,電気メガフォンの)付いたヘルメットをかぶりその役割に専念していた。その前日,30日が奴の誕生日でも会ったため Daleは観客に向かって「この日の為にまたAltamontの友人が日本から来てくれた。奴は昨日誕生日だった。証明係のMTだ!」と紹介したほど。客 も拍手で答えていた。
Altamontの最後の曲が終わるとJello/Melvinsの公演では恒例のDave Stoneを含めたノイズジャムに移行する。そしてDaveのソロにつながるのだが,Daveにスポットライトが移ってまもなく,Daveの機材の電源が 落ち演奏が中断する。客の殆どがDaveの事を知っていたためその状況を理解をしてくれ,待っていてくれたようだ。その後直ぐに電気が戻り,Daveのノイズが20分くらい続き,今晩のトリのBig Bisinessの演奏につながる。彼らを観るのは2回目だがボーカルのJaredがあそこまで曲間に罵声を飛ばしたり,ののしっていたのは覚えていな い。"F"語の連発。演奏は相変わらず切れが良くとても2人組みバンドとは思えない音の重圧。客もかなり入り込んでていた。
自分の演奏は まずまず。と言いたいところだが,自分のギターの音が聴こえなく何を弾いているのか分からなくなって何回も間違え,決して良いもので はないものの,観客の暖かい声援もあったため楽しく出来たとは思う。ステージを降りてから2人くらい人が声をかけてくれた。気に食わなかったのはMTに話 し掛けてきた観客が6人以上。自分よりはるかに多い。後でわかった事だが観客の中にいた友人が撮った写真もAltamontに向けたものよりMTを撮った もののほうが多くあったようだ。
午前1時半に公演が終わり小雨降る中荷済みをして,そこからリハーサルスタジオに機材を置きに行く。演奏と片付けでかなり腹が減っていた。自分と MTは自分の部屋に戻る前に夜食探しをする事にした。午前2時を過ぎている。あまりこの時間に開いているところは少ない。仕方なくアメリカでは McDonald'sと肩を並べるハンバーガーチェーン店Jack in the Boxのドライブスルーで今日3回目のバーガーを購入する。夜中の3時に部屋に戻り,アメリカ人に太った 人が増えている事に納得しながら味は濃いが上手いバーガーを頬張る。
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