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Sunday, February 10, 2013

Everybody Loves Sausages

The Melvins finally uncover the secret of the new album. 
http://absolutepunk.net/showthread.php?p=118826231


The Melvins return with a 13-track covers album titled "Everybody Loves Sausages," which is set for an Apr. 30 release via Ipecac Recordings.

"This record will give people a peak into the kind of things that influence us musically," explains Buzz Osborne. "We REALLY like all of these songs along with the bands who actually wrote this stuff because first and foremost we are HUGE music fans."

In a decidedly Melvins approach to a covers album, the band not only selected a unique assortment of songs to cover, ranging from Roxy Music's "In Every Dream Home A Heartache" to Queen's "Best Friend," they also enlisted several friends to take part including Mudhoney's Mark Arm joining them for The Scientists' "Set It On Fire" and Neurosis' Scott Kelly pitching in on a cover of Venom's "Warhead."

While the release is billed as a proper Melvins' album (featuring the line-up of Osborne, Dale Crover, Jared Warren and Coady Willis), there are a handful of songs recorded as the Melvins Lite incarnation of the band (Osborne, Crover and Trevor Dunn): "Female Trouble" (Divine a.k.a. John Waters), "Timothy Leary Lives" (Pop-O-Pies) and "Romance By Tales of Terror" (Tales of Terror).

Saturday, November 14, 2009

ミニツアー日記:前編

10月31日、Los Angeles,

ハロウィンの夜ともありコスチュームを着ている客がほとんど。かなりこっている人が多い。先日録音に携わったRed Sparowsの面々も駆けつけてくれた。知人の倉庫でのショーで、時々アート・ギャラリーにもなる場所。音楽用のステージはないため、客と高さが一緒。こういう場所は非常に弾き難い。久々のショーへの言い訳。

先発のTweak Birdの頃になると多くの人が集まっていた。真ん中の400 Blowsは一年ぶりのライブとは思えないほどの良さ。正直今回まで好きになれなかったが、この夜は度肝を抜かれた。BBの出番。体調、練習も不十分。音も聴こえ難く、自分が思うには今までで一番酷いショーの一つに思えた。最後のジャム曲、"Africa"だけは非常に楽しめた気がした。


11月1日、San Diego,

渋滞を考え早めに出発。SD公演の時は大抵よる、メキシコ料理のファーストフォードっ店、Pedro's Taco(http://www.pedrostacos.com/)でいつものフィッシュブリトーを注文。渋滞は無く、早めに着いたのでSDの街をぶらつきCD屋等を廻り時間をつぶす。

会場に着くとが準備を勧めている。数年ぶりの再開。皆が「ああ!」「おお!」とニコニコしながら自分に挨拶してくれたのは嬉しかった。明日がSan Franciscoの為、今夜のうちにLAにもどらなくては行けなく、MBのショーは少ししか観れないのでサウンドチェックをじっくり観させてもらった。細かい動きが非常に勉強になる。Toolの面々やMike Patton等がほれるのが分かる。アガタ氏のディレイの使いかたが特に目についた。

BBの出番ではMBのファンと思われる人が多い中、非常に良い反応。自分が手がけたバンドArchonsの連中や他の知り合いも駆けつけてくれ非常に良いショーとなった。ちなみにこの日はCoadyの誕生日。知り合いがカップケーキを持って来てくれてそれにロウソクをつけステージで祝う。出番が終わると直ぐに荷積み。MBの演奏が始まり3曲ほど聴いてから帰宅。家についたのは以外にも早かった。それでも2時半。


11月2日、San Francisco,

11時に自分の家を出発。昼食はお決まりのIn-N-Out Burger(http://www.in-n-out.com/)。風邪がまだ完治していない為か腹の調子がいまいち。悔しい事にチーズバーガー一つでレストランを後にする。約6時間の運転でSFに到着。早めに着いたので会場の一ブロックはなれた所にあるConnecticut Yankee(http://www.theyankee.com/)で夕食を取る。この店は歴史のあり人気のあるスポーツバー。中ではワールドシリーズとフットボールの試合がテレビで流れている。メニューはスポーツ選手の名前等で出来ているので非常に読み難い。自分はガンボを注文。シーフードではなかなか評判の高いSFだけあり、これはいけた。

会場にもどるとオープニングバンドのTRICLOPS!の連中が到着していた。準備を済ませるとTRICLOPS!の連中はここ数週間録音をしていて、Jaredに一曲ゲストとして歌を歌ってほしいと頼んでいた。それを公演が始まるまでラップトップを使って楽屋で録音してた。それを楽屋の冷蔵庫に冷えていた(全く冷えていない、冷えない。薄くて美味いとは思えない)ハワイのビール、Primo(http://www.primobeer.com/lpa.aspx?returnurl=http%3a%2f%2fwww.primobeer.com%2fdefault.aspx)を飲みながら鑑賞。

TRICLOPS!の公演は相変わらず。Jello Biafra(ショーに誘ったが旅から帰って来たばかりで疲れていてこなかった)がほれるのも理解できる。ボーカルのJohnの動きは電気Jelloと言った所であろうか。BBの出番では多くの客がかなり乗ってくれ、非常に印象の良いショーになった。公演後片付けをしていると一人の客が自分の所にやって来て、「最近のバンドでここまで自分を熱くさせるバンドは君たち以外いなかった。ありがとう」と言いながらチップをくれた。しかも$60。これは今までありえなかったこと。それを他の二人にはなし山分けすると、その好意自体に皆がニコニコ顔。周りで聞いている連中もそれを知って大笑い。片付けをしたのち、自分だけがAltamontのベースDanの家に世話になる。他はTRICLOPS!の録音を終わらせる為、TRICLOPS!のドラマーPhillの家で厄介になる。

Thursday, November 01, 2007

Los Angeles>>Sacrament>>Kelso

9月16日、Sacrament, CA

朝9時に待ち合わせのはずだったが40分遅れで一行が自分のアパートまで迎えに来る。昼食はお決まりのiIN-N-OUT Burger。Jaredは数日まえハルペーニョ(チリ)バーガーと言う隠れメニューを発見したらしく、それを注文。表示されているメニューにはハンバーガー、チーズバーガーとダブルダブル(ダブルバーガー)の3つしかないのだが、隠れメニューは多く存在するようだ(http://www.in-n-out.com/secretmenu.asp)。予定より1時間遅れて会場に到着。機材用のトラックも少し前に会場入りしたようだ。直ぐに機材入れが始まる。
前の晩、あまり寝る時間がなく、いきなりの6時間の運転が続いたため、ついた頃には疲れてあまり気分は冴えなかった。その上、遅れたためサウンドチェックは無し。公演直前に一曲もあわせる事が出来ない。昨日公演がなかったためギターを触っていない。ツアーへの練習も3回しか行っていない。あまりいい感じでBBの出番を迎える事が出来なかった。案の定、自分は失敗ばかり。足を引っ張ってしまった。
後半Daleも数曲参加するのだが、彼のギターも聴きにくく、ギターハーモーニーも大失敗。悔やむかたちでステージを降りる事になった。
それに引き換え、Melvinsの方は今まで観たどのライブより良く感じた。ハーモーニーに磨きがかかっている。公演後会場に遊びに来ていたJelloにそのことを話すとJelloは「Buzzがライブでここまでうまく歌ったのは聴いたことがない」もともとうまいとは思っていたが、またレベルがあがったと思わされた。
Melvinsの公演中、会場で観ていた自分に多くの観客が声をかけてくれる。今までこんな多くの人間に声をかけられた事はなかった。中には自分のほほにキスしてくる客もいた(残念なことに男性客)。自分では納得の行かなかったライブも彼らには間違いや音の悪さなどどうでもよかったようだ。観客の声によりその事を改めて思い知らされ、次の公演への弾みとなりそうだ。

9月17日、移動日

SacramentからSeattleまで約2時間のKelso, WAまで移動。Eugene, Oregonで一度高速を降り夕飯をとる。ピザ屋を見つけ入る。IPAと言うローカルビールを注文。果物の味が強いが濃い味のビールで、好んで飲もうとは思わないがピザとは相性が良いように思えた。ピザ屋は2年前, AltamontでJello/Melvinsの前座としてツアーでやって来た町の中(http://mixi.jp/view_diary.pl?id=58075178&owner_id=1749787)。Daleと思い出話で盛り上がる。
そこから約2時間走り、Kelsoのホテルに到着。11時間の移動中、バンの中で寝てばかりいた自分だが、そんな事は関係なく眠気が一気に襲って来て就寝。

Saturday, August 18, 2007

Los Angeles>>San Francisco, 最終日

8月2日、移動日

予定より4週間近く延び、ようやくLAに向かう事となる。Salt Lake CityからLAまで約10時間の運転。UtahからArizona、Nevadaを抜けCaliforniaに入る。California州に入ってから約4時間でLAに着く。Arizonaに入ってからの景色には圧巻。グランドキャニオンからさほど離れていない所為か、それに似た地層の山々が高速を囲む。赤土の流れる川なども目に入り西部劇を観ているようだ。Nevada州に入ってもその景色はしばらく続く。渋滞を抜けるとLas Vegas。ベガスに入って直ぐ高速の右手に、California、NevadaとArizonaにしかないIn-N-Out Burgerを発見。Coadyがそれを運転手のJaredに教えると2車線横切り高速の出口へ1直線。In-N-Outを出て給油をして帰路につく。ベガスを抜けた頃から急に風が熱風と変わっていく。エアコンの壊れているこのバンの中は外より暑く思えた。幾つかの山を越えようやく暑さがましになってくる。LAについたのは10時前であった。


8月3日、Los Angeles、 California

久々にゆっくりした昼間。ラッシュアワーを予測して早めに出ることに。前座のTweak Birdの2人は近所であり、酒を飲まないので迎えにきてもらうように頼んだ。彼等のリハーサルスタジオに行き、機材積みを手伝い会場に向かう。サウンドチェックを済ませるとCoadyとJaredはあまり腹が減っていないというので自分はTBを連れて隣のタイ料理屋に夕飯を食べに良く。ここはお薦め。カレーも麺類も量こそ少ないものの、味は品があり、幾らでも食べられそうだ。とまた、やたらと食べて動くのが辛くなってしまった。

開場されるとさすがBBの地元ともあり、友人達の顔が見られる。BuzzとDaleも来てくれた。一つ目のバンドはJaredの友人でSan DiegoのヘビーロックバンドOaks。この時、ステージ前には半分を埋める客が既に来ていた。Tweak Birdの出番になると、はじめはTBの家族、そしてDaleと自分だけがステージ前に立つ。曲を重ねる後とに人が増え始め、終わる頃にはステージの前に大勢の客で盛り上がる。Buzzも遠くから目を離さず観ている。

BBの出番になるとはじめからステージの前に大勢の人が集っている。友人が多くいるため自分への声援も聞こえる。地元を意識した所為か始めの内はミスが目立つ。3曲くらいになりようやく調子が出てくる。演奏も客の反応もうなぎのぼり。客が楽しんでくれているのがはっきり分かる。多くの女性客はCoadyのドラミングに釘付け。最後から2曲目の"Eastern Romantic"では中間部いつもジャムをする部分があるのだが、そこでJaredはステージを降り観客の目の前で歌い始める。しばらくすると自分の前に座って歌うので自分も座ってギターを弾く。すると今度は腹ばいになって歌い始めたので自分も横になってギターを弾き始める。写真を撮っている人が多く思えた。Photo by Shiya Aoki

公演は大成功。ステージを降りる時、何人もの人が自分に声をかけてくる。でも今日は何かがおかしい。女性客から声をかけられたり、一緒に写真を撮りたいと頼まれたりする。いつもは髪の毛の長い、根暗そうな野朗どもから声をかけられるのが殆んどだが、この公演だけは違った。しばらくすると知り合いの女性が2人自分の顔を見て「トシが凄いロッカーだなんて、知らなかったわ」と同時にハグされる。そのうちの一人Jは自分が汗をかいていない事と体臭がないことに気付いた。すると彼女は「日本人の体質なのね」と勝手に決めつける。前にも書いたが昔から自分はあまり汗をかかない。決して日本人の体質ではない。日本にいる時も真夏に友人達は背中がびしょびしょになっているのに、自分だけ脇のしたが少し濡れているだけのような事がしばしばあった。こうした友人たちとのやり取りは店の者に追い出されるまで続いた。


8月4日、休み

ただダラダラと過ごしてしまった。


8月5日、San Francisco、California。最終日。

12時を過ぎ、CoadyとJaredがバンで迎えに来る。LAから約6時間。日曜で道は空いているかと思いきや日曜ドライバーが多く、高速をゆっくり走る者が多い。LAから1時間ほど走ると急に車の数は減り始めた。途中給油のためスタンドに寄った時、SFと言う事でJello Biafraに電話をしてみた。「BBが来る事は知らなかった。でも多分行くと思う」と言う返事が返ってきた。

会場に着き機材を運び、即、サウンドチェック。サウンドチェックをしていると携帯に何度か電話が入る。メッセージを聞いてみるとAltamontのベースのDanとJelloからそれぞれ一つづつ伝言が残っていた。Jelloに電話をかけなおすと他のバンドが誰だか知りたかったらしい。一番手がSFのバンド、Replicatorと言うと「えっ!好きなバンドだ。早めに行く」2つ目のバンドを話すと「え~!俺は奴等、あまり好きじゃないんだよな。まいったな~。順番がちがったらよかったのに」とわがまま。自分は「その間、楽屋で喋ってたら良いんじゃない」と言うと納得してくれた様子。Danとは2ブロックはなれたメキシコ料理屋で待ち合わせ。自分はそこでタコスを2つ頼む。Coadyが「ここのブリトは最高だ」と自分がタコスを頼んだ後に言ってきた。Danとは数ヶ月ぶりの再会。

開場され客が沢山入ってくる。Replicatorが準備をしているとJelloも到着。挨拶をすると数枚のCDのお土産をくれた。Replicatorのショーが始る。演奏技術もしっかりしているし、アグレッシブで非常によい。Jelloは自分の横で「な、いいだろ!」とまるで自分のバンドのように言ってくる。電話で話した通りにJelloは2バンド目のになると楽屋に来てCoadyと話している。自分はDanと話が盛り上がる。楽屋にはどのバンドの友人か分からない、バンドのメンバーでない人間が多くいる。狭い部屋でタバコを吸っているものが2人いたので外ですうように言うと、一人は「ごめん、ごめん。気を使わなくて」と言い即座に外にタバコを吸いに行ってくれる。もう一人は凄い目をして自分をにらみつけ外に出て行く。Jelloは「トシがそんなにタバコに敏感だったとは知らなかったよ」風邪の前兆か、喉の調子がおかしいことを伝えた。にらめつけた男に対して自分が「なんだあの野朗!」と言うと、Coadyが「トシがバンドの一員だって知らなかったんだろう。まあまあ」と自分をなだめる。険悪な雰囲気を作るつもりはなかったので「まぁそうだな」とそれを忘れて、Danとの話に盛り上がる。

このツアー最後のショーともあり3人とも気合が入る。公演は大成功。間違えも(少)なく非常に楽しめたライブであった。公演後、ステージで片づけをしていると何人かの客に話し掛けられる。一人の客と話しているとDanがやって来て、自分に別れを告げる。しばらくすると今度はJelloも帰ると言い出す。別れ際にJelloは「トシがこんなギターを弾くとは思わなかったよ。色んなタレント持っているんだなぁ」あのJello Biafraから言われた。"自信が付いた。明日からのショーはのって来れそうだ!"と思ったがこれが最後の公演。Jelloは家に泊まりに来いとも言ってくれる。Jaredは友人の家に泊まると言う。機材をバンに積んだ後、Jelloの誘いに甘え、CoadyとJello宅に厄介になる事となる。会場からさほど離れていないJello宅。Jelloは歩いて会場に来ていたらしい。都心からも離れていない、景色の良い丘の上にある一軒家。中に入ると階段だらけ。何階建てだかわからない。もの凄い量のレコード・コレクションは幾つかの部屋に広げられている。オフィスが何個あったか分からない。昔のホラー映画に出てくるような家だ。大抵、人の家に止めてもらう時、BBの面々と同じ部屋で寝ることが多い。が、Jelloの家ではCoadyと自分が違う部屋どころか違う階で寝ている。「良いタイミングで買った」とは言っているものの、とんでもない家である。話をし出したら止まらないのがJelloである。この夜も例外ではなかった。4時まで話は続いた。Coadyの3回目の「じゃ寝るわ」でようやく床についた。


8月6日、帰宅

寝る前「起きれたら一緒に朝飯を食おう」と言っていた夜行性のJelloを起こすこともなく、紙にお礼を書いてJello宅を離れる。またバンがかからない。だが今回は5分でかかった。Jaredとその友人Sとレストランで待ち合わせをして、食事を取り帰路に着く。いつもは5番高速を使っていくのだが、今日は少し遠回りをして海の見える101番を使ってLAに向かう。自分の最も好きな町Venturaに近づくとやっと見慣れた景色が広がってくる。3人はIn-N-Outのことを考えている。自分はVenturaに行く時必ず行くIn-N-Outがある。そこへ寄りちょっと早い夕食。ツアーの最初と最後の食事がIn-N-Outであった。そこから約40分で自分のアパートに夜の8時に到着。こうして約25000km、2ヶ月に及ぶ28州での38公演の旅は終了した。

Monday, January 30, 2006

San Diego - Les vs. Wuss ツアー日記(vs. the Sermon)

1月19日

1時にSashaを拾ってDaleの家に一旦集合して,Daleの家に泊まっていたDanのメンバー全員でそこからDaleの車に荷物を積め出発。途中で2日連続でInn-'n-Outバーガーで昼食(?)を済ませ,4時半ちょっとすぎに無事会場到着。中身はなかなかのもの。ステージもちゃんとある!昨晩とのギャップとかなり大きいステージで興奮を抑えきれない。荷物を降ろしサウンドチェックまで多少時間が残っていたのでとりあえず会場の近所をSashaと歩き始める。何か物静かな工業地帯で若者が集まるようなところとはとても思えなかった。そんな不安を残し会場に戻りサウンドチェックを始める。

今晩のバンドは自分等を含め4バンド。多すぎで不満には思っていたもののMyspaceでの反応や会場の広さを考え大丈夫であろうと高をくくっていた。サウンドチェックはショーでの順番とその逆で始まり,つまりはヘッドライナーのAltamontが最初に行う。昨晩の失敗の中の一つにエレクトリックウクレレを置く場所に困った事があり,それを克服するために金ハンガーを曲げて作ったウクレレ掛けが大活躍する。それと忘れてはいけなかったのが前回のJello Biafra with the Melvinsとのツアーの始めの方で投げられた縁起物のブラジャーをキーボードスタンドに掛けてサウンドチェックを行う。なかなかのモニターの良さに満足は行くものの,自分の声が聴こえすぎで,自分の歌の下手さを改めて確認させられる。なので少し自分の声をモニターから落としてもらう事にした。

The Sermonも無事に終え,その他の知らない2バンドのためにステージを開ける。後で気付いた事なのだがショーのオープニングを勤めるはずのRunHoneyと言うバンドがその次のバンドBrilの前にサウンドチェックを行っている。Brilが遅れているらしい。女性だけのバンドRunHoneyはドラマーがモヒカン頭で,残りの二人が普通の格好をして,見た目がアンバランスのバンドであった。しかもステージ横から見ているとモヒカンネ―ちゃんの半ケツが見えている。「まぁいいか」とか思っていると,Brilが到着してRunHoneyのチェックを中断させてまで準備を始める。しかもBrilの専任の坊主頭のサウンドマン(ウンコ生意気な野郎)が来てドラムステージを使わせろと言ってくる。本来前座はドラムステージを使うはずではないのだが,The Sermonのドラマーがあまり気にしていなかったため,よしと言う事になった。でもこのBril何かが違う。若いし,格好もお洒落だし。なんと言っても機材が半端じゃない。「こいつ等~!お坊ちゃまバンドだな~」どう見ても20歳そこそこ。ギターペダルの数と質が半端じゃなかった。その一つ一つのペダルの値段が自分の全てのペダルの値段と一致していると言っても過言ではなかった。しかもCold PlayやPhantom Planetのウスロック(Wuss Rock,the Simpsonsからの引用)を腐らせたようなバンドだし。バラードまで弾き始めやがった。しかも座ってキーボード弾いていやがるし。どう言うブッキングの仕方だか...しかもどのペダルを踏んでも"ポアンポアン"といったトレモロの音だし。"トレモロ一個持ってりゃ良いじゃね~か~"と嫉妬している自分がいた。

寝不足と疲れの所為か食事を終えたら眠気がさしてきて,楽屋で転寝をしてしまう。そうしている間に開場され,お客が入ってくる。RunHoneyの演奏が始まる。客の声援も聞こえてきて,興味本位でステージを除いてみるとかなり客が入っている。RunHoneyの演奏もまたAltamont,the Sermonとはかけ離れており,何かが違う気がした。エレクトリックアコースティックギターを使いバラードが演奏される。クビをかしげながらとりあえず飲み物をもらいにアリーナを横切ってみる。すると以外にも女性の姿が客の中にも目立つ。心の中では「ヨシャ~ッ!」と思いジントニックをバーでもらう。かなりの女性の数40人近くはいる。でも何かがおかしい。目を細め周りを見渡し気付いた。40人全ての女性がレズビアン!RunHoneyはレズビアンによるレズビアンのためのバンドであった!またもすばらしいブッキング・テクニック(皮肉)。後でSashaに聞いた事だがRunHoneyの売店を勤めていた可愛い女性はそのモヒカンネ―ちゃんと付き合っているらしい。しかも観客の女性達にもレズビアンにしておくにはもったいないくらい可愛い子や綺麗な子ばかり。今度はむなしくその悔しさにこぶしをかんでいる自分がいた。

その一大事に気付き慌てて他の客に目を向ける。Altamont/Melvinsファンと言えば男性が9割以上。おかしい,少なすぎる。と言うか女性が多すぎる。一大事というのはRunHoneyが終わればレズビアンたちは帰ってしまう。そんな時,目に入ってきたのが数人の年配の方々。良く分からなかった。しかもその中の2人は松葉杖をついてきている。普通,足を怪我していればライブには来ないのではと疑問にも思った。どうやらお坊ちゃまバンドRunHoneyの保護者か,そうであったかは確かではないが,彼等を観に来ていた事は後で明らかになった。

案の定,RunHoneyの演奏が終わるとレズビアンたちは次々に帰って行ってしまう。Brilが演奏をし始めると開場の客は半分以上帰っていた。「ざま~ね~な~,お坊ちゃま方!」と一瞬喜んだが,自分たちはこの2つ後であると我にかえり焦り始める。そんな事お構いなしにBrilのギターは相変わらず"ポアンポアン"言っている。Brilがバラードを弾き始めた瞬間,自分の中で何かがはじけた。どうでもよくなってきた。思いっきり楽しみたくなってきた。楽屋に戻りギターを掴みウォーミングアップを始める。

The Sermonの演奏が終わり準備に取り掛かると,お客が少し増えている事に気付いた。でもその時の自分にお客の数は関係なかった。昨晩の失敗の原因の一つにモチベーションの低さがあったが,今晩は高かった。ステージも高いし,もしかするとステージの高さとモチベーションの高さは比例するのでは...昨晩Danと話していてブラが自分の使う機材に引っかかっているとDanと自分は調子がよくなると言う事にも気付いた。BakersfieildではDaleのマイクスタンドに掛かっていた。それもジンクスなのであろうか?そのブラが掛かっている事も確認して演奏を始める。かなりステージから離れていた客達も次第に近づいてくる。数人の客たちはセットが進むごとに頭の振りが大きくなって乗ってきているようだ。自分も最後のノイズジャムへの流れも昨晩とは大違いでスムーズに行く。あまりに興奮していたのかベースキャビネットの目の前に横たわって演奏してしまう。演奏が終わった時,あまりのベースの音の大きさで自分の耳が変になっている事に気付いた。調子に乗ってしまった。でも少ないながらも来てくれたお客は喜んでくれたようだし,自分の演奏にも納得が行ったし,大満足でステージを降りることが出来た。

その後,片付けを終えバンに荷物を積んだ後,Daleの友人で会場から5分くらい車で行ったところに住むPaulの家に一晩厄介になる事になる。その後4時ごろまで飲みながら話し込む。一番盛り上がった話がPaulの彼女MelodyがRedwood(http://toshimanaki.blogspot.com/2006/01/blog-post_113668545470213011.html)の近くの出身と言う事もあり,Paul Bunyanの雄牛Babeの青ダマの話であった。

Saturday, January 07, 2006

ツアー日記! Altamont vs. the Sermon


11月18日

金曜の夜にBassのDanのサンフランシスコの家に夜10時に着く。 Danの飼っている犬、アルバートは自分になついてくれず、ほえてばかりいた。 犬に嫌われたのは人生初めてのことかもしれない。 11月19日,ライブ当日の午前中に家を出て,おしゃれ商店街Haight Streetに4人で出かけ昼飯とショッピングをする。 昼飯で食べたメキシコ料理やのブリ―トーが後で腹痛を起こす事とは知らず、その大きさ(茶筒くらいある)に構わずたいらげてしまった。

一旦、Danの家に戻り休養を取り、7時に荷積み、そして7時半に現地入り。Bender's Bar & Grillと言われるそのバーは思った以上に狭くJello/Melvinsとのツアーの最後のLAの会場とのギャップを思い知らせる。ステージも床から20㌢㍍あまりで,観客の目線とあまり変わらない。Bender'sの音響担当のSteveが挨拶に来る。奴は「今晩,俺もう一軒と掛け持ちでやらなきゃいけないんだ,悪いけど途中からいなくなるかも」と...皆「OK!」と何気なく答える。しばらくすると今回このギグを用意したもう一つのバンドでJelloのレーベル,Alternative Tentacles所属のthe Sermonの面々が到着する。そのメンバー達と自己紹介を済ませステージのセッティングに入る。

セッティングをし始めると直ぐに開場され(と言っても警備員が一人と窓口のネエちゃんが一人)お客がぽつぽつ入ってくる。LA公演を見てAltamontを気に入って,わざわざPhoenix,AZから来てくれた人もいた。Sacramentoの公演を見てSFまで来てくれた人もいたらしい。その時はまだthe SermonかAltamontのどっちが先に始めるか決まっていなかったので皆で決める事にし,the Sermonが先発する事となる。その晩はSFで他の場所で行われていて,客足もまばらであったことはあらかじめ予想していた。Mad Honeyが同じブロックの違う場所でライブをしていたり,一緒にツアーをしてthe SermonのボスでもあるJelloでさえ,電話をすると「今晩はJames Brownチケットを抑えたからそっちに行く」との事...それでもDanの地元でもあり,Daleが長い間すんでいた町SFと言う事もあって結構集まってはきた。

The Sermonのステージの直前,音響のSteveがバーに姿が見当たらく,the SermonのメンバーのGregとMikeが自分の所に頼みをしに来る。「Toshiはエンジニアをやっているって聞いたのだけど,PAの方頼んでもいいかな」と2人は言う。勿論,"俺がやらなきゃ,誰がやる"とまで大げさではないが"しゃぁ~ね~な~"くらいに思いその頼みを承諾する。The Sermonの演奏が始まる。ステージの目の前にあるソファに4人くらいが座ったまま。ステージ横のPAシステムをいじりながらそれを見ていた自分は"またSFも大都市だから,ただ立って聴いているだけなのか?"と言う疑問を抱き始める。The Sermonの演奏が残り2曲と差し掛かったとき極度の腹痛が自分に襲い掛かる。彼等の演奏が終わると同時にトイレに駆け込む。昼間のブリトーが消化不良をおこした。

トイレから出てくると残りのAltamontの連中はすでに準備が出来ていた。キーボード,ギターそしてウクレレを準備しなければいけない自分が一番最後に準備に取り掛かる。"急がなければ"と焦る自分に気付く。慌てて行う作業は反って時間がかかってします。キーボード,ウクレレの準備は出来たもののギターから音が出ない。Daleが心配して駆け寄る。問題はエフェクターのアダプターが入っていなかっただけ。"ブリトーめ~"と八つ当たりを頭の中でしている自分に気付く。

Altamontの演奏が始まるとさっきまで座っていたお客も総立ちでステージ近くまで寄ってくる。ステージが狭いためあまり大きな動きが出来ないが観客の乗りはきわめて良好。Phoenixからわざわざ来たその日が誕生日の男,(そいつも)SteveがLA公演でステージ最前列に来て,腕を組んでうなずきながら聴いていたのをステージ上から観て覚えていた。その日は曲を覚えたのか,腕をぶんぶん振っておおはしゃぎで自分達の演奏を楽しんでいるのが伺える。Danが読んできた友人達か,女性の声援も聴こえる。演奏も乗って来る。

Haight Streetを歩いていた時の事だが,Daleが「Toshiは今日はステージで何を言うんだ」と聞くので,自分は「そうだな~,サンフランシスコ...(わざと日本人のアクセントを強調して)We built the city, We built the city Rock and Roll(Jefferson Starship)かな」(またも80年代ネタ)と言うと,Daleが大笑いしながら「それやれ,それやれ!」と大絶賛する。でも自分が実際に行った行動とは,まずDaleがあのVaporsの曲とともに自分を紹介する。そしてお客が自分を注目した時,難しい顔をしてポッケトから1枚の白い紙を取り出し,それを読みづらそうに見つめる。人差し指を立てお客に"ちょっと待ってくれ!"の合図を出しながら,しばらく読んで,小声で発音を繰り返すフリをする。そして言った言葉が「どうもありがとう!(日本語)」それだけ。間が良かった。観客にも通じて笑い声も聞こえる。LAまでの帰りの車の中でDaleが「あれは良いギャグだった」と誉めてくれた。その時初めてAltamontに入って「良かった!」と思った。

残り2曲となると自分はギターからキーボードの演奏となる。そして最後から2曲目が始まった直後自分の"社会の窓"が全開であることに気付く。ステージ直前の下痢を処理した後閉めるのを忘れていた。閉める事はできるのだが,あまりにもお客と近いため股間に手を当てることが出来ない。いつもならちょっとしたリフをキーボードで奏でるのだがその時はチャックのことで頭がいっぱいで簡単なコード進行に沿った演奏しか出来ない。姿勢もキーボードで何とか股間がお客から見えなくなるように配慮しその2曲は何とか終えた。最後の曲が終わるといままでのツアーでやってきたMelvinsへの"つなぎ"のノイズ演奏が行われる。その時は縦横20x30㌢㍍の小さいサーキットベントキーボードを使って行うため股間を隠すのが困難となる。いつもはステージにひざまずきキーボードを操るのだが,そうすれば"チャック全開"を皆に後悔するようなもの。その時,ひらめきが...ステージに横たわりキーボードをチャックの上にかぶせそれを寝転びながら演奏した。危機からの脱出とともに新しい"動き"が生まれたことに納得してステージを降りる。

バーに残りビールを飲みながらライブでの成功(?)を皆で祝う。The Sermonの面々がこのラインアップでまたやりたいと言って来る(来年1月のライブの日取りがその2日後に決定する)。それと同時に音楽用/友人集めブログサイトMyspaceを彼等に進められる。その晩はDanの家に泊まり,次の日の朝,興奮冷め止まぬ一行は早速MyspaceでAltamontのサイトを作る。その時Altamontと言う名前のバンドはMyspace内に他に3つあることにも気付いた。ちなみにww.myspace.com/altamontbandが自分達のアドレス。ライブでの手ごたえを少し得てLAに戻る。その車の中でも将来のライブについて語り合っていた。ライブジャンキーになりつつあるAltamontに気付いた。

ツアー日記! ツアー最終日!


11/16 Los Angeles。 Jello Biafra with the Melvins

ツアー最終日。11月11日に日本から小学校の時の幼なじみの隆文がわざわざこの日のために来ていた。奴と二人でアパートにて昼食を済ませ機材を取りにリハーサルスタジオに向かう。スタジオに着いた時,すでに半分以上の荷物が積まれていた。全てをバンに積めそこから約15分で会場のHenry Fonda Theaterに向かう。会場に着き荷を下ろし数十分後にサウンドチェックを行う。機材を積んでもステージには余裕がある。でかい!会場も1200人収容できる今回のツアーで間違えなく一番でかい。気が付くと外はあっという間に日が暮れていた。

この日の売店にはLAに住む自分らの友人Joeが任されることになっていた。その売店の準備だけは済ませ早い夕食へ出かける。自分と隆文はそこから東に2ブロック行ったところにあるタイ・レストランに向かう。そこは以前,オープンしたての頃,Daleとその妻そしてDaveとの4人できたことがあった場所で,Elvisのマネをするタイ人がいる事で有名になりつつある場所である。Elvisのマネもなかなかではあるが,自分にはその人がJames Brownに見えて仕方がなかった。そこでタイ料理をたらふくたいらげ会場に戻る。会場に戻りドアをくぐろうとした時自分の名前を呼ぶ声が聞こえた気がした。あたりを見回すと見知らぬ日本人が。mixiで連絡を取り合っていたKT氏であった。KT氏はBuzzやMikePattonと自分との共通の知り合いを持っていたため直ぐに話が合い,今回写真家として来ていただいた。この後,とても自分とは信じがたいカッコいい写真を撮っていただく事となる。http://www.kaztsurudome.com彼との挨拶を済ませ開場への準備を始める。

開場されJoeが到着するが商品の説明等をしなければならないので,結局始めのうちはAltamontが売店を任される。次々に来るお客の数は今までの中では一番。知り合いの数も多い。あまりの忙しさに来てくれた友人達にもろくに挨拶が出来ない。売店にこの忙しさの中話し掛ける人間がいた。勿論,Eugeneの女性の様に突然パンツを脱ぎだしたわけではないが...彼はこの忙しさの中,自分にアルバムについての説明を求めてくる。「どこのスタジオでミックスしたのか?」等であった。なにやら自分のやっているブログを見ていたらしく(http://toshimanaki.blogspot.com自分の顔も知っていて,自分にエンジニアとしてのスタジオでの話等を聞きたかったらしい。ブログを読んでくれるのは嬉しいのだが,何もこんなに忙しい時に質問しなくても...Altamontの演奏の時間が近づいてきたため,売店をJoeに任せる。楽屋に戻る前に来てくれた友人達に挨拶をする。

ついにこの時が来た。初めてのライブ以上に緊張が高まる。と,言ってもステージに上がるときのみ。 曲が始まるといつもの自分に戻っていた。緊張した理由は勿論、LAであること。多くの知り合いが来る事に対してはさほどの意識はなかった。が、LAと言う大都市は常に音楽とそれ以外のエンターテイメントで溢れている所。観客は耳が肥えているのか冷めているのか...一筋縄ではいかない事は分かっていた。観客誰もが評論家のような眼差しでAltamontを体感している。曲を知らないためかそれとも演奏力の欠乏なのかはステージの上からは分からないがお客は冷めているように思えた。知名度の低さをまじまじと実感させられる。それでも何人かの集まってくれた友人たちの声援は自分の耳にしっかりとどき、動機は次第に高まっていった。お客の乗りはいまいちとは言え、開場は人で膨れ上がっている。多くの人にAltamontの存在を知らしめた事には間違えはない。来てくれた友人達からの情報によると、自分の行ったAltamontとMelvinsとのつなぎのサーキット・ベンディング・キーボードによるノイズ演奏では、多くの人が身を乗り出して、「何をしているのだろう?」と言ったような興味を示していた事を確認。コンサート終了後も何人かのアメリカ人が自分のキーボードについての質問をしてきた。 

楽屋に戻りビールを握り締めまたステージ横に着く。Melvinsの演奏になるとお客は次第に動きを見せるようになっていた。それでも他の州の会場に比べるとまだまだのように思えた。Melvinsが数曲を終わらせるとそれにJelloが加わる。聴きなれた曲のイントロが始まる。自分の手がけたJello/Melvinsのアルバムからの曲である。観客はもう手におえない状態に。Mosh Pit,Crowd Surfingが起こっている。「Jelloめ~!」。観客の多くは彼を見に来ている事をまじまじと見せ付けられた。それでも観客が自分の手がけたアルバムから曲を歌っているのをいると嬉しくなってきて,ビールの味がますます冴えわたり,量も次第に増えていく。決して自分が書いた曲ではないがそれらに携わったかと思うと,まさにエンジニア冥利に尽きるひと時であった。正直,レコードの売上うんぬんよりもずっと嬉しく思える。

公演が終わり楽屋に戻ると知人,友人達で膨れ上がっている。元the Jesus LizardのDavid YowやToolのDanny Careyの姿も見える。Daveはビールを片手に楽しそうに友達と語り合っている。と言うか,彼のみが話しまくっている。Dannyは相変わらずデカイ!この男と喋ると見上げなければいけないので首が疲れてくる。自分の誘った友人たちも楽屋に招き雑談にふける。友人に頼まれていたJello/MelvinsのCDにサインをもらいに行く。皆に冗談で「eBayでさばくからサインしてくれ!」と言うとJelloだけが「You Ass Hole!」と...

友人達がぽつぽつと家路につき会場にも清掃係の姿だけが目立つようになってきた。片づけを済ませ荷積みをして会場から出て機材を置きにスタジオに向かう。友人,隆文も荷降ろしを手伝い,皆から感謝され照れている様子が伺えた。片づけを済ませ家に着いた時には午前3時半を回っていた。次の日に極度の筋肉痛に襲われる事はこの時は知らずに,Jello/Melvinsとのツアーの成功(一応)を祝った美酒に酔いしれ床に着く。

ツアー日記! ♪ Domo-arigato-Sacramento♪


11月9日 

キャンセルに終わり後味の悪い夜を越え,自然と朝8時には目の覚める癖が着いている自分は,シャワーを浴び,一人そのホテル近くを歩く事にした。久々に戻ったカルフォルニアとは言えLAから約500kmある。都会ではない。そんな人通りもまばらな道を何気く歩く。なにかギターの臭いが!早速,楽器屋を見つける。たいした事がなかったので直ぐ出てしまうがなんとなく「他にもありそうだ」と言う気がした。予感は的中。100㍍くらいさらに歩くともう一軒発見。そこにはElectraのLPコピーが。なかなかの名器(?!)と知られるそのElectraは状態は良い物の,ちょっと値段が張っていたので諦めた。あさの散歩を終え,ホテルに帰ると一行が出る準備を済ましている。自分はあらかじめ準備をしていたのでそのままバンに乗り次のまちSacramentoを目指す。カルフォルニアの首都,Sacramentoには途中の食事,渋滞等でかなり遅れて着くことになり,その頃にはもう日も傾いていた。

時間も押していたので直接会場入りとなる。会場はBoardwalkと言う名のカントリークラブ系のバー。EugeneのWOW Hall と同じくらいの大きさで,200人くらいの小さな場所だ。中に入ると壁に20台あまりのサインの書かれたStratcasterが。バーのお酒のセレクションも良く,外の印象と比べると悪い気はしてこなくなった。入ってしばらくするとバーの面々が挨拶に来る。遅れて来た店員の一人がかばんから5,6冊のエロ本を取り出す。Timがその中の1冊を取り出し読み始め,それを自分の目の前に持ってきて「持っていくか?」と聞く。その本は"+50"...そう50歳以上の女性が脱いでいる本であった。それを即効で断り他のものに目を向けると,縛り者,ボンテージ,どれを見ても普通の物ではなかった。

そんな事をしているうちに刻一刻と開場時間は迫ってくる。サウンドチェックを行っている時,Daleがなにやら必死にギターでフレーズを作り出そうとして,またそれを練習している。なにか考えている。そのサウンドチェックの後,会場に電話がありAltamontの前にやるはずのバンドが遅れているとの連絡が入った。Timは「会場までに入らなければそのバンドの演奏はなし」。バンド自体は来たのだがギタープレーヤーが送れているとの事で,なにやら教会で演奏してから来るらしい。こんな大事な日にダブルブッキングとは...そのギタープレーヤーの所為で20分近く遅れてのスタートとなる。Altamontはまた売店を任される事となる。客層はEugeneのWOW Hall に比べるとかなりまともであった。と言うかあそこが異常であった。

Altamontのステージになる。1曲目を終えた時点での観客の反応はいまいち。2曲目が始まった瞬間観客の態度が一変する。4公演続いてのMosh Pit。乗ってきた。Daleの話術も冴え渡る。バンドメンバーの紹介をする。Dan,Sashaと来て自分のところで間を取る。「Altamontに新しいメンバーがいる。そいつはギター,キーボード,ウクレレを弾いている奴さ。そいつが何(人)だか分かるかい?ヒントをあげよう」と言い,その練習していたギターのフレーズが...1980年に流行ったthe Vaporの"Tuning Japanese"のイントロであった。そしてDaleが"お前の喋る番だ!"と言わんばかりに自分の方を見る。それに対抗したわけではないが自分の口から出てきたフレーズは「ドモ・アリガト・サクラメント!」。これも1983年に流行ったStyxの"Mr. Robot”からのフレーズに韻を踏んだもの。以外に受けた。 ちょっとした受けも良く,肝心の演奏も上手く行き,かなりの手ごたえを得てステージを降りることになる。

ステージを降りるとJelloがステージ脇で,「Mosh Pitが初めて起きているじゃないか」と...今まで何を見ていたのか?!?! 決して,今回が初めてではなかった。楽屋に戻ると演奏を直前に控えたBuzzがなにかを人のかばんに物詰めている。例のエロ本だ!ツアーの地元LAを除いた最後の公演と言う事もあって,皆が家に着いた時カバンを開けて"ビックリ",と言ういたずらを考えての事。自分はそれを見て大笑いしていた。アパートに戻った時気付いた事だが,カバンを開けると他のエロ本が...奴は自分のカバンにも入れていた。それを知らずに笑っていたかと思うとちょっと悔しく思えた。

公演を終え,片付けが終わるとバーテンダーが皆に飲み物をサービス。BuzzとJeffは機材の積んだトラックをなるたけLA近くまで持っていくため早めに会場をでる。残りはビールと各自の好きな酒のショット(自分はスコッチウィスキー)を軽く頂く。ちょっとした雑談をした後,一行はバンに乗る。Dan,KurtそしてTimがSan Franciscoに戻るため,残りもLAに近くなると言う事でSFに宿をとることにする。運転はKurt。SFまで約1時間半の運転。ホテルに着いたのは4時近くになっていた。相部屋はDave。

11月10日

朝10時頃目が覚め,11時半にSFを発つ。SF組みは9日の晩(というか10日の早朝)に各自の家に着き,LA組みはDale, Dave, Sashaそして自分の4人。LAまでの走行時間約6時間。疲れきった面々はさすがに言葉も少なめ。保険の関係上,そのバンを運転できるのはDaleと自分の2人。残り1時間半くらいのところでDaleが運転をギブアップ。ついにこのツアー初めてバンの運転を任される。LAも近づいてきたため見慣れた景色が広がる。心に油断が...そんな時,頭をよぎったのが小中と学校の先生がしつこいくらいに言っていた言葉,"家に着くまでが遠足だ!"。LAに着てまでその言葉が頭にこびりついていたとは。その言葉の効果覿面,無事に8時ちょっと前に家に着く。Jello/MelvinsとのツアーはLAを残すのみとなった。

*写真はSacramentoのものがないので,SFのツインピークス。画質もいまいち。

ツアー日記! 青玉


11/08

10時,シャワーを終え, Sashaとともにホテルを出てDutch Bros.のココアを買いに出る。10時半に集合がかかり飛行機移動のJelloを残し,肛門に明け暮れたEugeneを後にする。 次の目的地はArcata, CA。このツアー,Altamontはカルフォルニアで初めての公演となる。その間,6時間あまりのドライブを味あわなければならい。約2時間半くらいドライブをした頃だろうか,Timの携帯に着信の音楽が。電話の先にはJelloが...Jelloの抑えた飛行機のキャンセルを知らせる電話であった。

JelloとTimの電話がその後20分くらいの間,4,5回続いた。何とか会場に間に合うよう手配を進めるTim。良い返事が返っている気配が感じられない。嫌な予感。1時間あまりしてJelloの電話を機にJello無しの公演を予測し,プロモーターとTimが電話で交渉する。あまり良い内容には聴こえない。Timによるとプロモーターの言い分が「Jelloが客を集めている,Jello無しでの公演は考えられない」との事。車内に重い空気が漂う。起伏の激しい山道を越えた瞬間,広大な景色の太平洋が見えてきた。これを見て車内の重い空気は薄れていった。 

20分あまり海沿いを走ると"Trees of Mystery"書かれた看板が。Buzzは「もう考えても仕方が無い。ここへ寄ってゆっくりして行こう」と開き直っている。さすがはツアーを重ねて20年,Buzz,Daleともに落ち着き払っている。そこの駐車場に入ると大きな斧担いだ男と青い雄牛の像が。その像はアメリカの昔話として語り継がれている主人公のPaul Bunyanと彼の雄牛Babe。その話の内容は...書くの面倒くさいのでhttp://www.newnorth.net/~bmorren/bunyan.htmlでも行って勝手に読んでもらいたい。日本語は"ポール・バニヤン"で検索して探して欲しい。その像の向こうの建物の中にお土産やと展示物が並べられている。展示品の中には熊や鹿の剥製,インディアンのものやら色々並んでいる。後で調べたらそのほかにも色々あるしいhttp://www.treesofmystery.net/。ちなみに見難いかもしれないが,写真の中の牛のアソコ(最近こんなのばっか,本物の自分は気品溢れる紳士)によっかかっているのが自分である。www.myspace.com/deafnephewsで動画公開中。

4時前後にとりあえず会場入りする。Timとプロモーターの電話でのやり取りはまだ続いている。JeffとKurtが先に会場入りしていたため機材はすでにステージに置かれていた。 楽屋でとりあえず遅い昼食を取りリラックスする。そんなひと時もつかの間,Timが楽屋に入ってきて公演のキャンセルを皆に継げる。下ろして間もない機材を今度は積み戻す。会場の手伝いをしていた人々は「この町は小さいからあまりこういったバンドが来る事はないから楽しみにしていたのに...残念だ」とかなり落ち込んだ様子が伺えた。そして会場を後にする間際に出合った,Altamontの前にやるはずのもう一つのバンドのメンバーもかなり落ち込んでいた様子。あまりにも短い時間話しただけであったので,そのバンドの名前すら覚えていない。勿論,自分達も落ち込んでいなかったわけではない。特にAltamontは公演を重ねるごとに演奏にまとまりが出てきていて,3公演続けてのMosh Pitと,観客もつかんで来ていたためにとても歯がゆい結果となったと感じていたのは自分だけではなかった。 

そのままバンに戻り,なるたけ次の公演の町,Sacramentに近づくため,更なるドライブに入る事となる。荷積みが終わる頃には日も傾き始めていて,高速に乗ったら直ぐに日は暮れていた。山道が続く移動を約3時間。Reddingと言う町に宿を取り,荷物を置き食事に向かう。多くがステーキを食べに行こうと言い出す。ホテルのフロントで近場のステーキや聞き出しそこへ向かう。ステーキ屋の中にはまたも幾つかの動物の剥製が...テーブルを用意してもらい8人が椅子に座ると,その時Dave(写真のPaul Bunyanの左足の所にいるの)がその日が誕生日である事告白。Timが店員にその事を言うと,4人の店員が出てきてちょっと変わったバースデーソングをDaveに捧げる。数年前から肉を食べるのを止めたDaveにとっては願ってはいない場所での誕生日祝いとなった。

ステーキ屋を出てホテルに戻る。相部屋はAltamont。牛尽くしのカルフォルニアの1日が終わり,Sacrament公演に向け色々考えながら床に着いた。

ツアー日記! Eugeneと肛門。



11月6日 空き日

NickとOlympiaをぶらつく。 雰囲気の良いカフェが幾つかあり、中には行列が出来る所もあった。 Nickが腹が減って倒れそうと言うので客の少ない所を選び朝食と言うか昼飯にありつく。 自分の後ろのテーブルに6人組みが入ってきて腰を据える。 その中の一人がJelloの話を始める。 小さい町にいる事を実感した。 なにやら、その話している男の友達がJelloと空港で会った時のJelloの冷たい対応が頭に来たらしい。 

そこを出てホテルに戻ると残りのMelvins/Altamontの一行が飯を食いに行こうと言って来た。 食べたばかりではあったが色々みたいのでとりあえずついて行った。 かなり歴史のあるレストランに着き、Daleの親戚もそこで待ち合わせをしていた。 その中にDaleの母親も来ていた。 飯を済ました後、そのレストランを出て2軒隣にある楽器屋へ足を運ぶ。 DaleがSnarling Dogs Mold Spore, Danがthe VenturesモデルのMosriteベースを購入。 Daleが親戚に別れを告げ、皆でホテルに戻りJello、Buzz等と合流してEugeneに向かう。

6時半頃宿泊先のDays Innに着く。 相部屋は久々にAltamontの2人、 DanとSasha。 3人でテレビを観てゆっくりする。 新しいthe Simpsons、 Family Guyを観た後、 LAではやっていない番組"Sex Talk with Sue"を初めて観る。 これはカナダのSue Johansonと言う, おば(あ)さんがSexに対する一般人の悩みの相談にのるテレビ番組。 その日は、とある女性が旦那とのSexに刺激を増すために、旦那のアナルにバイブを入れようとするが、その旦那が嫌がる、と言った相談があった。 Sueは「無理に入れては駄目。 まずは肛門をやわらかくする事。 周りをなでて暖めたら、その後小指を入れてみる」、と同時に左手でこぶしを作り、その人差し指で出来るしわを模擬肛門にして、その周りを右手の人差し指でなでながら説明(写真)して彼女は続ける。  「そして小指が慣れたら指を二本入れてみる。 それが出来るようになって初めてバイブを入れてみなさい!」と、なんとも具体的な意見であった。 自分にとっては良い勉強になった...のか?

11月7日

午前10時半、SashaとDanと3人でホテルの周りを歩く。 コーヒーショップ、Dutch Bros.を見つけ自分はココアを注文する。 EugeneではStarbucks Coffeeは観る事が出来ず、 このDutch Bros.をよく見かけた。 昼食をすませ、Daleが合流して買い物をする。 ホテルの向かいにある健康食品のスーパーでオレゴン州でしか手に入らないジュース、Genesisを購入。 これがなかなか上手い。 Nickがイギリスに帰らなければならないのでそのホテルで皆と別れる。

夕方になり会場に向かう。 Wow Hallと言う300人くらいの開場は今回のツアーで最も小さい場所。 サウンドチェックを済まし、飯を済ませ、NickがいなくなったのでAltamontが売店を任される。 売店の準備を済ませた後、開場される。 いきなり来た男性の客はMelvinsの大ファンではあるが酔っ払いなのか薬漬けなのか、一人で一方的に自分達3人にMelvinsのショーでの思い出話をし始める。 その男が去ったと思ったら、その男が今度はこれまた見るからに薬漬けの40歳前後の女性を連れて戻ってきた。 その女性のタチが悪かった。 もう一方的に「T-シャツをくれ!」だの、「まけろ!」だの。 終いには「お金をよこせ! 寄付する余裕はないのか?」などと自分に言って来る。 自分はいやいやそうに"NO!"の一点張りでその女性は一時撤退した。 

Altamontの出番なので売店はロードマネージャーのTimに任せステージに上がる。 演奏は今までの中で最も手ごたえがあり、客もかなり気に行ったようでPortland、Olympiaに続き3公演連続のMosh Pit。 唯一自分が気になったのはまだ風邪が完治していなかったので、出て来ては止まらない鼻水をどう誤魔化そうかと言う事であった。 演奏もうまく行き満足げにステージを降りる。 が、その時、調子に乗っていたのか? キーボードスタンドを置いた場所を確認せず、それが原となりスタンドを忘れてくる事になる。

ステージを終え、楽屋に向かうとTimがその会場の警備の悪さを指摘し、自分に楽屋に残るよう聞いて来た。 楽屋にはビールが山積みになっているので断る理由はなかった。 Jello/Melvinsも終盤に折りかかった頃、Sashaが自分と売店の管理を変わって欲しいと言ってきた。 売店に戻るとDanが目を点にして呆然としていた。 話を聞くと、例のジャンキー女性が今度はDanを標的にして戻ってきたらしい。 そこで女性が行った行動は、まずDanに彼女が薬漬けであることを告白した後、その証拠であるひじの内側が紫色になっているのを見せた。 彼女はさらに続けた。 今度はその前の晩、クモに刺された場所をDanに見せると言ってきた。 それが肛門だったのだ。 彼女は人通りもあるその売店の前でズボンとパンツを脱ぎ、Danに向かって両手でオシリのホッペを広げて肛門の上の腫物(さすがにその写真はない)を見せたのであった。 Danが目を点にしていた理由がわかった。 Danが言うには「あんなにおぞましい物はホラー映画でも見たことがない」そうだ。

その後一行は片付けを終え、バーで一杯引っ掛けホテルに向かう。 ホテルに着き、まだDanは放心状態。 2晩続けての肛門に尽きるEugeneの夜がふけて行った。 

ツアー日記! Melvins、故郷で叫ぶ! ファンも叫ぶ! Olympia


11月5日 Portland-Olympia

9時ごろ目が覚め、シャワーを浴び終わると、相部屋のDaveとTimが目を覚ましていた。 皆がシャワーを浴びた後Daveの知り合いSahraの勤める楽器屋に自分とその2人にDaleとSashaを加え向かう。 やはりオレゴン州、LA等とは違い楽器の価格がひどくない。 Daleはそこで小さな木魚がスタンドに着いたものと, そこのないタム、ロートタムを購入。 その後メキシコ料理屋で昼食をすませBuzz、NickそしてJelloをホテルに戻って拾い、ワシントン州Olympiaに向け出発。

3時半に予約をしていたホテル、Ramadaに付き、荷物を置き直ぐに会場へ向かう。 会場はそこから300メートルあまり。 Olympia、 ワシントン州の首都だけに会場の名前もCapitol Theater。 泊まっているホテルの前の通りもCapitol Way。 確かに小奇麗な町で雰囲気は良かった。 ホテルから会場い向かう間にバンから見えたコーヒー屋には多くのお洒落を気取った学生達で賑わっている。 会場もこんな感じになるかと思っていた。 それは間違い。 パンク小僧やごっついにいちゃん、酔っ払い。 とても品のある学生など見当たらなかった。 考えてみれば当たり前。 JelloにMelvins...

ステージに上がるといきなり黄色い声が。 「Dale、お帰り~!」 Daleの故郷、AberdeenまでOlympiaから50Km強。 OlympiaがDaleの故郷と言っても過言ではない。 そのDaleが1曲目の途中で何故か歌うのを止めてしまった。 どうやら間違えたらしい。 その曲が終わると、"I fucked that one up. That's 'cause I'm fucked up. But it's ok, 'cause this is a fuck-you kind of world" と言い吹っ切れたように観客にアピール。 さすがは百戦錬磨のライブ男。 その後、Daleは乗りに乗りまくった。

自分の前には観客の中に5、6人狂った男性郡が自分に話し掛けてくる。 かなり気に入ってくれている様子がうかがえる。 3曲目が終わるとDaleがメンバー紹介をする。 自分の所では「日本人で、キーボード、ギター、ウクレレプレーヤーのToshi Kasaiだ!」と紹介してくれた。 にもかかわらず、その男性郡は「ヨシ~!ヨシ~!」と自分の名前を叫びつづける。 中には"Yoshi! You're the mother fucker!, You know how to play those shits!"と、罵声なのか声援なのか混乱させるようなことを言う男達がいた。

ちなみに例のカツラだが、その日はDanにかぶるよう渡した。 Danは5曲目が終わるとそれをその男達の群れの一人に譲ってしまった。 カツラから開放された瞬間であった。 演奏を無事終え、Nickの待つ売店へ。 場所がわかりにくかったためかあまり人は来なかった。 が中に子供連れのMelvinsファンが来て、販売を行っていたAltamontの3人にかなりの評価を与えてくれた。 そのオヤジは彼の子供にMelvinsの20周年Tシャツ(写真)を買ってあげかなり満足そうに売店を去った。 それからしばらくするとその子供が戻ってきて"You guys rock!"と我々Altamontに親指を立てて、売店そばのトイレに入って行った。 トイレから出てくるとその10歳前後の子供はそのオヤジに買ってもらったMelvinsのTシャツを指差し、「君達(Altamont)のサインをして欲しい」と言ってきた。 自分は「俺たちはMelvinsじゃないよ」と言うと。、それでも構わないと言うそぶりを見せた。 自分がサインを終え、Danにペンを渡し、 Danがペンを握って準備をするにもかかわらず、「サンキュー!」と自分に言って、 Danを無視して行ってしまった。

片付けを終え、楽屋にてビールをかっ喰らい、ライブで疲れた喉を癒す。 数十分いたのちKurtと二人でホテルに歩いて戻る。 ホテルに戻りロビーにあるコンピューターを使ってメールをチェック。 時計は3時半を回っていた。

ツアー日記! 雨のSeattle、 曇りのPortland。



11/3 Seattle

AltamontはSeattleに居残り、 カナダでショーを行うJello/Melvinsは9時起き。 自分はDaleのいたずら電話で目を覚ます。 残った3人で小雨降る町を歩き、買い物、食事をする。 途中、喉の調子が悪い事に気付く。 Sashaからもらったに違いない。 夕方、友人で写真家のKevin Willisの知人の飲み屋、Cha-Chasでジントニックを少々(?)頂く。 Kevinは近々、LAに支店を開くらしい。 風邪気味だったので早めに切り上げ、ホテルにて湯につかり、早々ベットに向かう。

11/4 Seattle to Portland

カナダから戻ったクルーが昼12時過ぎに迎えに来て、小雨降るSeattleを後にPortlandに向かう。 Portlandに着いた時は雨はあがっていた。 4時過ぎに会場入りして、6時過ぎにサウンドチェックを行う。 会場はCrystal Ballroomと言って、かなり歴史があリ、ダンス用のホールとしてデザインされたらしい。 そこの開場まで時間があったため、向かいにあるCDストア"Everyday Music"に足を運ぶ。 Altamont/Monkees' Uncle"を見つける。 会場に戻り飯を済ませ、Nickの手伝いを始める。 開場とともに多くの人が出店にやってくる。 その中の一人のガキンチョが"Monkees' Uncle"のCDのディスプレーを手に取り、「俺、多分、Altamont見たぜ! Seatleで! They sucked! (ニュアンス的には"彼等はヘタクソだった"とか"ダサい"言う感じ)」と自分の目の前で言っていた。 自分らがAltamontだということを気付いていないらしい。 そんな小憎らしいガキの意見を受け止めながらAltamontの出番が一刻と近づいてくる。

9時半を過ぎAltamontはステージに上がる。 今思うとそのガキの言葉で「誰も期待していないだろう」と肩の力が抜けていたように思える。 自分のギターの音も多少上げ、聴き取りやすくなり、ステージもNeumo'sよりはるかに大きく、のびのびスタートできた感がある。 期待をしていなかった分驚かされたのが、不安であった2曲目の"Bloodening"の時にMosh Pitが起き始めた。 あの口の悪いガキの友人たちも混じっていたことに気付いた。 カツラも4曲目まで持ち、自分のウケを狙った行動も何人かに観客には受け止められ自分自身満足の行くショーであった。

ステージを降りると数人から「良かったぞ!」と声を掛けられ、Seattleの時よりかなり良い手ごたえを感じた。 勿論、Seattleの時は自分達の失敗によるもので、決してお客を責めているのではない。 ただ、一人の中年男性が自分の所に来て「Acid Kingの奴はどうした?」とAKのイギリスツアーの為参加できなかったJoeyの不参加に不服なお客がいた。 彼は「君達は昔の良かったけど、昔の曲もやって欲しかったよ!」とも続けた。 昔からのAltamontファン。 ありがたいけど自分に言われても... 

Portland郊外のAvalon Hotel & Spaに宿を取り、その晩は風邪を直そうと湯につかりその後、ベットに直行。 TimとDaveが相部屋に。 外は霧雨が降り始めていた。

ツアー日記! アメリカ初ライブ!



11月1日 移動日。 

サンフランシスコを発ち、シアトルに向かう。  そのドライブでは雨が降り昼間も暗く眠気が襲う。 気が付くとマネージャーのTimがI-PodでAerosmithの"Rocks"を流していた。 アルバム最後の曲"Home Tonight"を口ずさみ見る雨の外の景色はなんとも悲しげであった。 初めて使う酔い止め用の薬の副作用か、今まで感じた事のない頭痛に襲われる。 14時間のドライブと言う事で途中のWoodburnなる町で一夜過ごす。 

11月2日 シアトルライブ当日。

Woodburnのホテルを9時半に出て、2時過ぎにシアトルの会場、 Neumo'sに着く。 警察がその場に面している通り、Pike通りに10台弱のパトカー、20台前後のバイクで警備を行っていた。 異様な雰囲気。 地元の大学生が反戦運動を行っていた。

サウンドチェックを済ませ、グッツ販売を行うNickをDan、Sashaとともに手助けすることとなる。 8時に会場が開き次々と客がTシャツ、CDを求め売店にやってくる。 Nickはパニック状態。 前座のドブロギター弾き語りのBaby Grampsが始まり、その後ヘビーなBloodhagが客を暖める。 

9時半を過ぎいよいよAltamontの出番。 Timに長髪のカツラをかぶるよう命じられた自分はしぶしぶそれを付けステージに立つ。 目の前にはいかにもアル中/薬物中毒者なる中年男性が「ウクレレ弾くのか? 聴こえるのか?」と自分に話し掛けてくる。 とりあえず適当に返事をしたが、それがちょっとした間違えになる事に後で気付く。 その後もその男性は曲の合間に「ウクレレ使え!」としつこく自分に話し掛けてきた。 結局カツラは3曲目の始めに口に入ってきたりしていたので投げ捨てた。 マイケルジャクソンが昔MTVアワードでサングラスを取っただけで観客が大騒ぎした事を思い出したが、自分がカツラを取ったところで...

肝心の演奏の方は2曲目の"Bllodening"で大失敗。 後で4人それぞれが他のせれぞれに「2曲目は悪かったな」と誤っていた。 でも犯人はどうやらDaleだったらしい。 新しいAltamontのライナップになってから始めてのライブにしてはまあまあ、と言いたいところだが客の反応を見ても分かるよう、酷いショーになってしまった。

Altamontの演奏が終わり自分とSashaが残り、Sashaはドラムを引き続け、それに合わせて(?)自分が改造したおもちゃのキーボードでノイズ演奏を行う。 一人のごっつい兄ちゃんが自分を指差し"You are the man!"と叫びつづけている事に気付いた。 やっと客が反応してくれた。 ちょっと遅かった... 

演奏の後はまたNickの手伝いをしてその晩のショーを終える。 Pineと7thにあるRosvelt Hotelに宿を取り、Dan、Sashaとの相部屋にて反省会。 Sashaが風邪気味であることを告白。 嫌な予感が...

ツアー日記! サンフランシスコでの暇つぶし


10月30日

12時過ぎにDaleとDanと自分の三人でLAX(LA空港)近くのレンタカー屋にてバンを借り、その足でリハーサルスタジオに向う。 Buzzもその場に機材を運び込むためにきていた。 ドラマーのSashaが来るまで暇つぶしにジャムを行っていた。 Daleがギターを。 Danがベースを。 自分がウクレレを。 そしてBuzzがドラムを。 Buzzがなかなか上手いドラムを弾いたのには驚かされた。 一度調整を行う。 Sashaが着き、一度セットを行い機材運び。 その時DaleとBuzzに「AltamontとMelvinsの間にToshiにDave(Stone)とノイズ演奏を行って欲しい」と初めて聞かされる。 

アパートに戻り荷造りを完了。 ノイズのためのサーキット・ベンディング・キーボードをバックに入れ、バンの迎えが来てサンフランシスコに発つ。 バンにはDale、Dan、Dave、Sashaに加えイギリスのMelvinsファンで友人Nickが同乗。 6時間強の夕方の旅にはDavid Bowie、 New York Dolls等の曲をBGMにドライブ。 何故かSlayerの曲で皆の盛り上がりがピークに。

11時頃、Bush通りのチャイナタウンの門の斜め向かいのホテルに着き宿を確保。 休む間もなく隣の細い路地の奥にあるアイリッシュバーにて飲む。 自分はBassとスコッチウィスキーを少々飲む。 ライブエンジニア担当のKurtが合流。 疲れがほろ酔いに変わった。 いい気分でサンフランシスコの夜を過ごす。

10月31日 

Halloween8時半頃目が覚め、シャワーを浴び、ホテルの朝食を食べ一人町を歩く。 数十分後Daveが合流。 二人でチャイナタウンからフィッシャーマンウォーフまで小一時間ほど歩く。 写真を取り幾つか取っていたつもりが、ホテルに戻ったときフィルムを入れ忘れたことに気付く。 どうしても撮っておきたい写真があったので、チャイナタウンに戻りそれを収める。 それは多分、Harry Potterを真似た銅像。 股間の部分が怪しい(写真)。  

皆で器具の調達にギター屋(Guitar Center)に向かう。 Daleのサインのついたドラムヘッドがあるほど、この店にはMelvinsの顔が効くらしくかなり値切ってもらえた。 その後直ぐにコンサート会場、Great American Music Hallにセッティングに行く。 それを終えSashaとともにホテルに戻り休養を取る。

7時を過ぎチャイナタウンに夕食を取るために出る。 Columbus とBroadwayにあるFrancis Ford Coppolaのビルの向かいにあるレストランで夕食を済ませ、ホテルに向かう。 その途中、トリックオアトリートをする中国系の子供を何人か見る。 チャイナタウンのハロウィンである。 

8時前にホテルを出てタクシーをひろい、会場に着く。 すでに一つ目のバンド、Turn Me On Dead Manの演奏が始まっていた。 楽屋に向かうとBuzz、DaleそしてギターテクのJeffが雑談をしていた。 自分が楽屋に置いてあるビールを飲み始めると人が次々に楽屋へ入ってきた。 かなり良い気分になり色々な人と話し始める。 しばらくしてJelloが到着。 自分の顔を見るなり「Toshi、次のバンドは観ておけ。 Toshiなら気に入るはずだ」と勝手に言われて前から5列目くらいまで連れて行かれた。 そのバンドはMunly & the Lee Lewis Harlotsと言ってカントリーの臭いを前面に出したフォークバンド。 ギター・ボーカル、バイオリン2人、チェロ、ベースそしてドラムからなる6人編成。 曲は暗めだが個性、演奏力があり、なかなか入り込めた。

Zolar X、The Dicksと立て続けにおっさん達のパワーが全快。 若い人たちが食いつけるように観ているのも納得できるほど良いパフォーマンスを行っていた。 そしてもう一人のおっさんJelloがMelvinsを引き連れおお暴れ。 客の反応もピークに達する。 往年のDead Kennedysの曲から新譜"Sieg Howdy"まで約50分のステージは白熱していた。 アンコールで演奏された"Rock 'n Roll MacDonald"はJelloの尊敬した友人、故Wesley Willisに捧げられた曲。 Jelloから彼の話をレコーディングの時聞かされていたので嬉しく思えた。 

この晩はAltaomntの演奏はなく、自分は観客となりただ酒を食らい楽しんでいた。 ショーが終わった後も会場もちでビールを頂き運転の心配もないため思いっきり飲ませてもらった。 

ツアー日記! mixiから

ツアー日記! mixiから
mixiに記載したAltamontのツアー日記をそのままコピーした。

Sorry folks, it's only Japanese!

Tuesday, November 15, 2005

The First Show was in Seattle



11/02 As soon as we got the venue, Neumo's, there was an anti-war parade on the street, Pike. I felt I was in different state. I was little nervous when I got on the stage. We had a train wreck on the second song, "Bloodening", at the moment, the nervousness was released. I started rocking but the audience wasn't... after Altamont stopped playing, I stayed on the stage for making some noise by one of my circuit bending keyboard. I saw one guy keep pointing on me and shouting "you are the man!" From my view, only the guy got it in Seattle...

Friday, November 11, 2005

Back to LA

I'm back in LA. We played in Sacrament last night and went to a hotel in San Francisco. And We drove from SF to LA about 6 hours today. I'd like to write about each show and some episodes on following blogs. By the way, on Tool News, Altamont's article was on. Thanks Blair! http://www.toolband.com/index_frames.html

Thursday, October 27, 2005

Add a show at San Francisco


Nov 19th / Benders on South Van Ness and 19th Street
with the Sermon.

Info for Nov. 16th at Henry Fonda Theater
http://www.henryfondatheater.com/11_calendar.htm

Monkees' Uncle will be released on Nov. 1st.
http://www.amazon.com/exec/obidos/tg/detail/-/B000BEZORO/qid=1130453765

Sunday, October 16, 2005

Tour Dates!



11/02/2005 Neumo's Crystal Ball Reading Room Seattle, WA

8:00pm Doors, 9:00pm Showtime

11/04/2005 Crystal Ballroom Portland, OR

8:00pm Doors, 9:00pm Showtime

11/05/2005 Capitol Theater Olympia, WA

Show Schedule is TBA

11/07/2005 WOW Hall Eugene, OR

8:00pm Doors, 9:00pm Showtime

11/08/2005 Kate Buchanan Hall Arcata, CA

Show Schedule is TBA

11/09/2005 Boardwalk Sacramento, CA

7:30pm Doors, 8:30pm Showtime

11/16/2005 Henry Fonda Theatre Los Angeles, CA

8:00pm Doors, 9:00pm Showtime

You can hear song samples of "Monkees' Uncle"

@

http://www.jr.com/JRProductPage.process?Product=4062681

Friday, September 30, 2005

Who is the Monkees' Uncle?

I have no idea who the guy is. Is he famous? I doubt it. Anyway, I got some info for dates of the tour with Jello/Melvins. It starts at Seattle on Nov. 2nd. LA shows will be on Nov. 16th at Henry Fonda Theater.

11月2日、シアトルが初日で16日のLAまで、7公演、Altamontの出演するショーの日取りが決まりました。詳しくはまた後ほど。 これを読んだ方は必ず来るようお願いします。