5月26日、San Francisco
ホテルを出て暫く走ると皆腹が減ってくる。このあたりは森が多く、街と言った感じの所はなかなか見つからない。Jakeが一件レストランを知っていると言うのでもう暫く走り、その店を見つけそこに入る。Heaven On Earth Restaurant(http://heavenonearthrestaurant.com/)。まだ風邪気味の自分はスープにサラダと体にいい物を注文。Coadyがトイレから戻ってくると、奥の方から出て来た女性店員がもの凄い大きいシナモンロールを「ハイ、これあげる」とCoadyに手渡していた。それを皆でデザート代わりに。甘くもの凄い大きいので食べきれずもって帰る事に。
Californiaの北の森を走っている時は暑かったが、San Franciscoに近づくと急に寒くなる。AltamontのベースDanから電話が入りどこかに食事に行く約束をする。会場につき準備を終え食事に行こうと思うが寒くて歩く気にはなれない。たまたまDanが会場の向かいに車を止めたので数ブロックを車で移動。寿司屋で軽い食事を取る。
今日も録音。TBの演奏が終わる頃には会場は人で埋め尽くされている。Brooklyn公演以来の完売。BBの出番になる寸前、会場の人ごみの成果か呼吸困難に陥った客が出て、救急隊が駆けつける。大事には至らなかった。救急隊の処置が終わるまで公演は行えない。15分ほどの遅れでようやくBBの出番となる。今日はDanの誕生日であり、途中でCoadyがそれを祝いアナウンスする。後で聞いた話だがDanはそれを聞いて泣きそうになったと言う。
会場には知っている顔もいくつか。Triclopsの面々、MelvinsのツアーマネジャーでPornのギターTim Mossが来ていたので公演後話しかけると、Mike Pattonが会場に向かっていると言う。Lakersの試合をLAでみてさっき空港についた所だと言う。暫くしてMikeが会場に着き、それらの面々で酒を飲み盛り上がる。片付けを済ませた後、1時間半くらい走りホテルを見つける。
5月27日、Costa Mesa
ホテルを出る前にネットでIn 'N Out(http://www.in-n-out.com/)の位置を確認。昼を過ぎていたが1時間半我慢してようやくIn 'N Outにありつける。自分はチーズバーガーを二つ。家に着いた来した。
そこから更に4時間ほど走り、ー旦家に戻り車を取って会場に向かう。渋滞で65kmちょっとの所が2時間以上かかってしまう。遅くなってしまったのでサウンドチェックはなしで準備を終える。食事を取り会場にもどると開場される。
知人のSA氏が来ていたので二人でバーのテレビでDodgersの試合をみながら話し込む。Costa MesaはLAからそれほど離れていないが、LAよりロックファン人口が少ないのかいつも中途半端な客数である。今日も例外ではない。それでも来てくれたファンは喜んでくれたようだ。
自分は風邪が最悪エネルギーが出てこない。ステージで咳き込むこともしばしば。Jaredもあまり調子が良くないよう。Coadyも風邪こそひいていないものの疲れがたまっているようだ。小雨降る中、荷積みを終え、連中はバンで、自分は自分の車で個々の家路に着く。家に戻った時には午前三時半を回っていた。
6月1日、West Hollywood
数日の休みを挟み、風邪はある程度よくなっていた。午後三時にリハーサルスタジオで待ち合わせをして荷物をバンに積んだ後、会場に向かう。よく公演を行う会場なので顔見知りが数人いる。でもいつも照明を担当してるFがいないのでそれを聞くと、数ヶ月前に個々を辞めて、今はサーカスで人間ミサイル(魚雷?正式名所がわからない)をやっていると言う。サウンドチェックを済ませこの会場に来ると決まって行くインド料理屋Flavor of India(http://www.flavorofindia.com/)に行く。
会場に戻ると知っている顔が多く見られる。楽屋にはBuzz、DaleそれにAdam Jonesまで来ている。客入りは完売とまでは行かなかったがかなりの数が入っていた。公演前にTBの連中と地元なので変わった事をしようと話していた。”LAと言えば”と言った感じでなにかLAに関する事を考えた結果、キーも一緒(厳密にはAmとAbm:原曲はギター半音下げチューニング、弾く時のポジションが一緒)である事から自分の意見で”Whores”のソロの前の章節をVan Halenの"Ain't Talkin' 'Bout Love(邦題:叶わぬ賭け)"のイントロを弾く事に決定。公演でも見事に決まり、ソロ中もそのソロからの技を幾つか使わせてもらった。楽屋に戻ると相変わらずBuzzが自分に「TBはギターリストが現れるまで良かったんだけどなぁ」とからかってくる。するとAdamは「でもあれはEddie Van Halenだった」と自分の冗談を分かってくれフォローしてくれた。暫くしてJaredも「あれはばっちりだったね」と自分のEddieもどきを気に入ってくれたようだ。ちなみに今日のTBには彼らの友人のJohnがサックスとして最後の2曲に参加。選曲も変わっていてジャズっぽく終わらしていた。
BBの番では地元ともあり、大盛況。3日の休みも効いたか皆エンジン全快。TBも混じった”Africa"もいつも以上の冴え。グッツの売り上げも上々。非常に良いショーとなり家も近いのでちょっと飲め、文句のない夜となった。
6月2日、San Diego,
渋滞をさけるため早めに移動。San Diegoに行く時は出来るだけ寄るようにしているレストランPedro's Tacos(http://www.pedrostacos.com/)でフィッシュブリトーを注文。大抵、店員の態度が悪いレストランはあまり美味くは感じないが、この店は例外である。早くSan Diegoに着いたのでレコード屋を数件周り、CDを数枚購入。ショッピングの後はSambuca(http://www.sambucabistro.com/)と言うイタリア料理屋でスパゲティーを注文。お洒落な店だが火曜日は格安で出費が少なく良いものが食べられる。
会場に行くと会場が開けられている。今日のサウンドエンジニアを担当するのはArchons
(http://www.myspace.com/archonsmusicnow)のベースのChad。ChadはHigh on Fireのライブエンジニアも担当している。Archonsは数ヶ月前、自分がプロデュースしたバンドでもある。ギターのJeffがバーテンダーを担当すると言う。ただ酒!と言いたい所だが、こういう時に限って公演後1時間40分くらいかけて運転しなければならない。ちなみにドラムのScottは郵便局で働いていて、彼にはThe Simpsonsの切手(http://shop.usps.com/wcsstore/PostalStore/upload/htm/simpsons/)を買って来てもらうように頼んでいた。開場されるとScottが来てそれを持って来てくれた。皆に見せびらかす。するとJaredの友人の一人がThe Simpsonsの生みの親、Matt Groeningのサインの入ったマニアにしか分からないような絵の入れ墨をみせてくれた。
今日は3バンド。先発は元MelvinsのJoe Prestonのバンド、Thrones。Joeは彼自身のツアーの最中でTucsonから8時間一人で運転して来たと言う。TBは昨日と同じセット。昨日同様、自分は”Whoses"の中に”"Ain't Talkin' 'Bout Love"を混ぜて弾く。誰も分かってくれないようだ。TBの公演後、会場に来ていたOaks(http://www.myspace.com/oaksmusic)のベース/ボーカルのMarkが来ていて、「さっきのはVan Halenの曲でしょう?」と、分かってくれていた。ちなみにArchonsに自分を紹介したのはOaksの連中であった。こんな感じでもっと自分の手がけたバンドが広がって行くと良いのだが...
San Diegoの客はノリが良い。冷めていず、暴れすぎない。今日もいい感じでショーが行えた。最後の"Africa”からノイズジャムへと行くのだが、TBの二人がCoadyのドラムを一つづつステージから取り去り、最後にスティックを叩いていたCoadyごと、担いでステージから降ろした。自分は一人ステージに残りノイズの余韻を楽しむ。
公演後皆に別れを告げ、1時間半強で家に着く。6週間のうち休みらしい休みが3日しかなく、そのほとんどを風邪をひいていた。それ以外は不景気にも関わらず多く人に来てもらいいいショーとなった。久々に家でのんびりできると思いながら就寝
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