Monday, September 08, 2008

Baltimore>> Carrboro>> Atlanta

8月15日、Baltimore, MD

渋滞をはさみ約6時間で会場に着く。前回のツアーの同じ会場で酔っぱらいの女性客のイメージが強く、荒れる公演を予想していたが、ノイズ・バンドを含め3バンドとも良い公演となった。

しかしステージ左側のパワー・ケーブルの接触が悪く、少し触れると電源が途切れてしまう。BBの演奏中、新曲”Cold Lunch"の時、電源が切れ自分のギターの音が出なくなった。この曲は自分がスライドでメロディーを奏でるので他のメンバーも直ぐに気付き、イントロの所で皆が演奏を止め、自分の機材の電源が戻るのを待つ。ケーブルの近くには女性客がいた。彼女が触ったと考えていた。Melvinsの演奏時にもそれが気になってはいた。そして最後の曲で同じ事が起こる。慌ててステージに駆けつけると一番近くにいた男性客がケーブルの上にその客のジャケットを置いている。「この上には何も置くな!」と言うと男は”何が悪いんだ”と言ったような顔をする。暫くするとまた男はケーブルの上にジャケットを置いている。Buzzのギターの音がとぎれとぎれ。

前回に比べると酔っぱらいが少なく楽であると思ったが、片付けをしているとステージ脇の2階席の客が「おい、こっち来いよ」と言いながら指で自分を読んでいる。こういった客は5公演に一度くらいのペースで現れる。Coadyも数公演前、こういった客がいて、かなり頭に来たと言っていた。自分もうんざりだったので「指でよぶんじゃねぇ。こっちは片付けで忙しいんだ」と言うと、急に走り出してステージ下までやってくる。何かと思えば、他の曲同様、セットリストをくれと言う。その時は既に片付けがほぼ終わっていたのでそれを断ると去って行った。暫くするとどこかに隠れていたのか、自分がステージに降りるとその男は自分の所にやって来た。今度は「お前のギターはなんだ」と言うので、自分は「Heritageだ」すると男は「何?」「Heritage」「何だ?」3度は「HERITAGE!」と怒鳴りつけると「聞いた事ね〜なぁ〜」と何だが馬鹿にされた気分になった。


8月16日、Carrboro, NC

昨日に続き、6時間の運転の後の公演。一行にも疲れが見え始める。今日はBrainのバンド,Double Negativeが脳腫瘍で苦しむ友人の為のベネフィットを兼ねての先発。予定より15分早く始めたため、自分はCoadyとともに食事に出ていて、彼らの前半の演奏の録音を逃してしまう。さすがに地元のバンドともあり前座ながら凄いもりあがり。

BB、Melvinsともに盛り上がり良いショーなった。顔見知りのファンも多く駆けつけてくれたようで,公演後、久々にファンと雑談。南部と言うとあまり良いイメージがあまりないが、この辺りの人間は非常に暖かい。


8月17日、Atlanta, GA

引き続き6時間近い移動。ここへ来ると急に南部なまりが強くなってくる。会場の駐車場には会場前から多くのファンで賑わっている。

Buzzは2本のLes Paulをツアーで使っているのだが、ヨーロッパ公演の度にネックを壊されている。これは”こわれもの”扱いのはずなのに航空会社が邪険に扱う為に起こっていることである。それに懲りたBuzzはアルミ製のギターを購入する事を決意した。そしてそのギターをAtlanta郊外に住むそのギター・メイカーが直々に会場に届けに来た。ネックが木ではあり得ない薄さで手の小さめなBuzzはかなり喜んでいる。ただ今までとはかってが違ってくるのでなれるまでに時間がかかる。今回のツアーではそれを演奏する事はないそうだ。

ショーが始まる頃、完売ともあり、会場は観客で埋め尽くされている。サウンドチェックの時には寒いくらい冷房が効いていたのだが、演奏時には倒れそうになるくらいの暑さ。観客も熱い。ノイズ・ジャム、BB、Melvinsとどれも多いに盛り上がる。ステージに上ろうとする者も現れず、実に良いライブになった。Melvinsの演奏時、暑さに凌ごうと、冷房の強いステージに裏に行くとそこには電気量メーターがいくつかある。全てのメーターのカバーに落書きがされているのだが、その中の一つにキン肉マンの落書きがあった。日本のバンドの誰かが描いたのであろう。Atlantaで懐かしさを感じる。

講演後、その晩の内に次の公演地、Athensに移動。自分はあまり疲れているとは思っていなかったが、移動中のバンの中で大いびきをかいていたらしい。

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