Sunday, February 21, 2010

Melvins Session 12、13、14日目。

12日目、

今日の映画はGhost Busters, Tron等。2曲ミックス終了。


13日目、

のって来た。一気に4曲。今日の映画はClint Eastwoodドル箱三部作の2作、『荒野の用心棒』(原題:Per un pugno di dollari、英題:A Fistful of Dollars)と『夕陽のガンマン』(原題:Per qualche dollaro in più 英題:For a Few Dollars More)。 ちなみに『荒野の用心棒』は黒澤明監督の『用心棒』の許可無しのパクリ。ミックスしている曲が映画に非常に合う。AdamとPageがすれ違いでスタジオに顔を出す。


14日目、

最終日。昨日の時点でアルバムに入る曲のミックスは終了。一曲の手直しをしてリミックスの作業。やりたい放題。途中、AdamとPage、HELMETのドラマーがKyle同じ時間にスタジオに遊びに来たのでそれらとアルバムの視聴会。前2作的なアルバムを予想していた彼らはその違いに驚いた様子。Buzzは自分にリミックスを任せ早めに帰宅。Daleが一人残り自分とClem Burkeの弾いた曲のテイクを選び、その後帰宅。自分は一人残り、リミックスを続ける。一曲以外全てのリミックスを終え、2週間続いたセッションの幕を閉じる。

Melvins Session 9、10、11日目。

9日目 、

CoadyはMurder City Devilのショーがあるため、雪が降るNew Yorkへ向かい、録音最終日は欠席。残されたDaleのパーカッションから入る。その後はJaredの曲にほぼ集中。 ボーカルに効果音を足して録音。非常にサイケデリックな感じに鳴って来た。仕上げにBuzzのギター。Buzzは完全に曲を把握していないようで、曲を覚えながら弾く。最後に曲を一気に聴いて、足りないものはないか確認し、ちょっとしたものを録音して、録音は無事終了。


10日目、

スタジオBに移り、ミックス開始。遅めの曲から入り、2曲終了。スタジオも前回、前々回とは違うものであり、その上、曲作りもかなり試行を変えて来ている。今までの4人編成とはかなりちがった味になってきているのは2曲を終了した時点ではっきりしてきた。


11日目、

Buzzの提案により、スタジオの壁に埋め込まれているメインスピーカーの間にある、テレビモニターにDVDをつなぎ、映画を音無で観ながら、ミックス。今日はLawrence of Arabia(アラビアのロレンス)を観ながら2曲ミックス。曲ごとにギター、ベースの音が多少異なって録音したのがミックス時に非常に効果的になってきた。

Melvins Session 7、8日目。

7日目、

ボカール録りに集中。一曲はJaredがメインをつとめる曲。他に一曲、Daleがメイン。この曲はクラッシックMelvinsとでも言うべき曲。Buzzは自分の持って来たStylophoneが気に入ったようで、一曲で早速使っていた。Coadyは今までスタジオの中で撮った画像をコンピューターで編集している。


8日目、

録音作業も大詰め。Jaredのボーカルにしばし集中。先日遊びに来た、Blondieのドラマー、Clem Burkeに演奏を頼んでいたようで、急遽、カバー曲を準備。残された、マイクでCoadyとDaleのドラム録り。夕方食事を済ませ、数曲のラフミックスを行い、タイミングよくClemが予定通りにスタジオに到着。曲を2度ほど聴いた後、録音開始。Blondieのみならず、IggyやBob Dylan、Pete Townshend等とセッションを重ねた経験が1テイク目から感じられる。興奮して無意味に、マイクを直しに行ったりしてしまった。ソロではかなりジャズを勉強した感じに聴こえて来た。帰り際、ClemはMelvinsの面々に向かって、「声をかけてくれてありがとう。Melvinsと演奏できるとは思わなかった。嬉しいよ」と自分の事のように嬉しく思える言葉をかけてくれた。
無事Clemの録音を終了した後、Buzzは自分に「Blondieの一人を録音したんだ。Melvinsを録音していて良かっただろう?」と聴いて来たので、笑いながら、「Melvinsと仕事して初めて良い経験が出来たよ」と2人で大笑い。

残った時間を使って、遊び曲を録音。当初の予定では自分がピアノを弾くはずであったが、録音の方が手薄になるのでDaleがピアノとドラムを担当。Jaredが口でベースラインを歌う。これがあまりにも面白くて涙が出て来た。楽し過ぎて怖い。

Melvins Session 5、6日目。

5日目、

口内炎が治り始めて来た。ようやく本格的に楽しくなって来た。スタジオにつき仕事をして間もなく、Coadyが食事を買って来てくれると言う。In 'n Out!久々にスープ以外の物を口にした。自分がそれを頬張る見て、Buzzが「In 'n Outを食べれるなら、口はほぼ治ったってことだな。これからうるさくなるなぁ」とイヤミを言ってくる。
仕事中、子育てで疲れているのか、Daleが高いびきをしてソファーで寝ている。自分の持って来たメガフォンのサイレンを頭の近くでならして起こす。その模様はCoadyのカメラに収められた。
Coadyはラップトップのカメラを使いライブ画像送信(http://www.ustream.tv/channel/coadydrums)。あらかじめ、Twitterでリンクを載せていたようで数十人のファンがそれを観ている。
ギター録り、ボーカル録りに集中。ハーモニーはうるさい自分はようやく喋るようになったのであれこれ言いプロダクションにもようやく気が入って来た。セッションの後半はラフミックスを作り始める。面白いアルバムになる事を確認。


6日目、

昨日まで十数個あった口内炎が数個に減った。仕事は昨日とほぼ同じでボーカルに集中。コンピューター録音の利点を生かし、効果音を交えて数トラック同時にボーカルを録る。今日の秘密兵器は自作チューブマイク。と言っても真空管のマイクではなく鉄のチューブにマイクを入れてそのチューブの効果音を録音しているだけの事。これがなかなかいい音で鳴ってくれた。
ボーカルを休め、ベース録りを行う。無事全てのベースが終了。その後、ギター、ドラムオーバーダブに力を入れる。今日もラフミックスを数曲作りセッション終了。

Monday, February 08, 2010

Melvins Session 3、4日目

3日目

スタジオにつき仕事を始めようとすると、Daleの所にJaredから電話が入り、スタジオの直ぐ近くで車が止まり動かなくなったと連絡が入った。皆で車押し。Buzzは「車を押すのは10代以来だ」と冗談を言いながら車を押していた。
スタジオに戻るとレコードが数枚入ったダンボールの箱がスタジオの入り口に置かれている。数ヶ月前に頼まれたリミックスのEP(http://www.timebomb.co.jp/prod/datail/22435.html ).。ミックス自体は前回のセッションで終わらせていたが、それをマスタリングして送るよう頼まれていた。それが手元に届いた。
セッション開始。自分の口内炎最悪。しゃべると舌が悲鳴をあげる。食べ物、飲み物を食べようとすると頭に痛みが響く。セッションにも集中し辛い。
歯を食いしばりセッションを行う。一日中ドラム録り。ドラムのオーバーダブも有り、一曲に関してはドラムのみで41チャンネル。前回での録音の、最高63チャンネルを超す勢い。
セッション終了間際、Melvinsの友人、Bがその友人とともにスタジオに遊びに来た。その友人はBlondieのドラマー、Clem Burke。後で来た話だが、ドラムのオーバーダブをしていてDaleはClemのが来たのでかなり緊張していたと言う。演奏自体では分からなかったが、顔を見た時、そんな気はした。


4日目

口内炎続くの痛みは続く。全く良くなったようには思えない。Buzzが冗談を言うが痛みで全く面白く聞こえない。
今日は一曲ボーカル録音から入る。Buzzのボーカルを終えた後、4人のギャング・ボーカル。この曲はちょっと変わっているのでドラムより先にボーカルを録り、その上でドラムを録音。その曲と他の一曲の後半を録り、ドラム録りが無事終了。ベース録りに入る。ベースは前回、前々回とちょっと試行を変え、曲ごとに音を少し変えて録音。自分が思うにはHostile Ambient Takeover時の色々なベースの音が入ったアルバムになるような予感がして来た。

Saturday, February 06, 2010

Melvins Session 2日目


口内炎が悪化。喋ると口中が痛む。特に舌。集中し難い。自分のコンディションとは反対にドラムの2人は良いリズムで仕事をこなして行く。ツインドラムになって3作目。2人が違う事を行う事が今までで一番増えているのが、数曲終わらせた時点ではっきりしている。スタジオに遊びに来ていた、ToolのAdamもそれに気付いたようだ。構成もかなり難しく、色々工夫して演奏、録音されて行く箇所、曲が幾つか。この時点で前作、前々作とはまた違った感じに聴こえてくる事が確認できる。前2作とはスタジオも違う。

今まで、Buzzが曲作りのメインであったが、今回はJaredの曲もある。Coady、Daleも曲を書いていたとは聞いているが、現時点ではJaredの曲が一曲。5曲目の途中で今日は終了。疲れた。

Tuesday, February 02, 2010

Melvins Session 2010

2月1日、1日目

いつも一日目はドラムのマイクのセッティングと言っても過言ではない。ドラムが一つでもセッティングに数時間かかる。それが2つあれば時間がかかるのは当たり前。しかもパーカッションが増えている。

とは言え、見慣れているし、今回で3回目の録音。しかもスタジオのエンジニアの助けもあり、準備は順調に勧められていく。

昼飯はBuzzが皆に寿司を買って来てくれた。数日前から久々に口内炎がやたらと出来ている。寿司は柔らかいので多少は食べ易い。わさびが口にしみる。

一曲目の録音はいきなり難しそうな曲。機材運び、セッティングを終えてからの録音、Coady、Daleともに数テイク終わらせた所で疲れが出て来たようだ。スタジオとの契約条件(大袈裟な言い方)もあり、一日目は早めに終了。曲自体がカッコいいのできっちり決めると面白い曲になりそうだ。明日が楽しみだ。