Saturday, January 07, 2006

ツアー日記! Eugeneと肛門。



11月6日 空き日

NickとOlympiaをぶらつく。 雰囲気の良いカフェが幾つかあり、中には行列が出来る所もあった。 Nickが腹が減って倒れそうと言うので客の少ない所を選び朝食と言うか昼飯にありつく。 自分の後ろのテーブルに6人組みが入ってきて腰を据える。 その中の一人がJelloの話を始める。 小さい町にいる事を実感した。 なにやら、その話している男の友達がJelloと空港で会った時のJelloの冷たい対応が頭に来たらしい。 

そこを出てホテルに戻ると残りのMelvins/Altamontの一行が飯を食いに行こうと言って来た。 食べたばかりではあったが色々みたいのでとりあえずついて行った。 かなり歴史のあるレストランに着き、Daleの親戚もそこで待ち合わせをしていた。 その中にDaleの母親も来ていた。 飯を済ました後、そのレストランを出て2軒隣にある楽器屋へ足を運ぶ。 DaleがSnarling Dogs Mold Spore, Danがthe VenturesモデルのMosriteベースを購入。 Daleが親戚に別れを告げ、皆でホテルに戻りJello、Buzz等と合流してEugeneに向かう。

6時半頃宿泊先のDays Innに着く。 相部屋は久々にAltamontの2人、 DanとSasha。 3人でテレビを観てゆっくりする。 新しいthe Simpsons、 Family Guyを観た後、 LAではやっていない番組"Sex Talk with Sue"を初めて観る。 これはカナダのSue Johansonと言う, おば(あ)さんがSexに対する一般人の悩みの相談にのるテレビ番組。 その日は、とある女性が旦那とのSexに刺激を増すために、旦那のアナルにバイブを入れようとするが、その旦那が嫌がる、と言った相談があった。 Sueは「無理に入れては駄目。 まずは肛門をやわらかくする事。 周りをなでて暖めたら、その後小指を入れてみる」、と同時に左手でこぶしを作り、その人差し指で出来るしわを模擬肛門にして、その周りを右手の人差し指でなでながら説明(写真)して彼女は続ける。  「そして小指が慣れたら指を二本入れてみる。 それが出来るようになって初めてバイブを入れてみなさい!」と、なんとも具体的な意見であった。 自分にとっては良い勉強になった...のか?

11月7日

午前10時半、SashaとDanと3人でホテルの周りを歩く。 コーヒーショップ、Dutch Bros.を見つけ自分はココアを注文する。 EugeneではStarbucks Coffeeは観る事が出来ず、 このDutch Bros.をよく見かけた。 昼食をすませ、Daleが合流して買い物をする。 ホテルの向かいにある健康食品のスーパーでオレゴン州でしか手に入らないジュース、Genesisを購入。 これがなかなか上手い。 Nickがイギリスに帰らなければならないのでそのホテルで皆と別れる。

夕方になり会場に向かう。 Wow Hallと言う300人くらいの開場は今回のツアーで最も小さい場所。 サウンドチェックを済まし、飯を済ませ、NickがいなくなったのでAltamontが売店を任される。 売店の準備を済ませた後、開場される。 いきなり来た男性の客はMelvinsの大ファンではあるが酔っ払いなのか薬漬けなのか、一人で一方的に自分達3人にMelvinsのショーでの思い出話をし始める。 その男が去ったと思ったら、その男が今度はこれまた見るからに薬漬けの40歳前後の女性を連れて戻ってきた。 その女性のタチが悪かった。 もう一方的に「T-シャツをくれ!」だの、「まけろ!」だの。 終いには「お金をよこせ! 寄付する余裕はないのか?」などと自分に言って来る。 自分はいやいやそうに"NO!"の一点張りでその女性は一時撤退した。 

Altamontの出番なので売店はロードマネージャーのTimに任せステージに上がる。 演奏は今までの中で最も手ごたえがあり、客もかなり気に行ったようでPortland、Olympiaに続き3公演連続のMosh Pit。 唯一自分が気になったのはまだ風邪が完治していなかったので、出て来ては止まらない鼻水をどう誤魔化そうかと言う事であった。 演奏もうまく行き満足げにステージを降りる。 が、その時、調子に乗っていたのか? キーボードスタンドを置いた場所を確認せず、それが原となりスタンドを忘れてくる事になる。

ステージを終え、楽屋に向かうとTimがその会場の警備の悪さを指摘し、自分に楽屋に残るよう聞いて来た。 楽屋にはビールが山積みになっているので断る理由はなかった。 Jello/Melvinsも終盤に折りかかった頃、Sashaが自分と売店の管理を変わって欲しいと言ってきた。 売店に戻るとDanが目を点にして呆然としていた。 話を聞くと、例のジャンキー女性が今度はDanを標的にして戻ってきたらしい。 そこで女性が行った行動は、まずDanに彼女が薬漬けであることを告白した後、その証拠であるひじの内側が紫色になっているのを見せた。 彼女はさらに続けた。 今度はその前の晩、クモに刺された場所をDanに見せると言ってきた。 それが肛門だったのだ。 彼女は人通りもあるその売店の前でズボンとパンツを脱ぎ、Danに向かって両手でオシリのホッペを広げて肛門の上の腫物(さすがにその写真はない)を見せたのであった。 Danが目を点にしていた理由がわかった。 Danが言うには「あんなにおぞましい物はホラー映画でも見たことがない」そうだ。

その後一行は片付けを終え、バーで一杯引っ掛けホテルに向かう。 ホテルに着き、まだDanは放心状態。 2晩続けての肛門に尽きるEugeneの夜がふけて行った。 

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