Monday, January 30, 2006

Glendale - お客あってのロッケンロール ツアー日記(vs. the Sermon)

1月21日 8時に現地集合と言う事で各自が運転して会場に向かう。自分の家からGlendaleは30分弱と考えていたが土曜の夕方と言う事で車も少なく15分あま りで早く着いてしまう。車を止め会場のバーを見つけるとまだ開いていない。そこからから10㍍くらいの歩道に,なぜかベンチがあったのでそこに腰掛け ボーッとする。これまでの3公演のことを思い出し暗くなっていく。"今日も大して客こないだろうと"とどうでも良くなってきていた。DaleとDanが着 き荷物を降ろす。ちょうどバーの人間も来て中に入るとステージの小ささにまたやる気が薄れていく。とりあえずドリンクのただ券をもらい言葉少なめにビール を飲む。

ビールを飲み始めて直ぐにDaleとDanの知り合いらしき人が来る。とりあえず紹介される。取材の連中だった。Danの知り合 いがインタビューに来ると言う事を聞かされていたがすっかり忘れていた。MTV系列の番組,”Jackass"と言う番組がある。そのインタビューアーの Daveは,以前"Big Brother"と言うスケートボード雑誌の編集をしていて,そこで取材の為に変なビデオを取っていて,それが面白くなったからMTVに持っていった。そ こから Jackassがスタートしたらしい。Dave本人も映画版で少し出ているらしい。そのDaveが今度もMTV系列の,"In the Future"と言う雑誌を創刊するにあったて,その記事の一つとしてAltamontのインタビューを載せると言う話が持ち上がった。そこで今晩のイン タビューが実現したのである。なかなか面白いインタビューになり気分もかなりほぐれて来た。

インタビューをしている時,the Sermonの連中ともう一つのバンド,がやってくる。Year Long Disasterのボーカル兼ギターはDaniel Davesと言って,そのオヤジはthe KinksのDave Daves。どうせお坊ちゃまでツンケンしていると思い話す事など期待していなかった。すると向こうから話し掛けてきた。どうやらMelvinsが好きら しく,自分が録音したCDのドラムの音をかなり気に入ってくれて「スタジオに来て何かアドバイスもらえないか?」とまで言われた。家も直ぐ近くらしく「今 度一緒に曲でも作ろう」とまで言われた。話は少しそれるが大御所の息子と言う事で,以前Geroge Harrisonの息子に会った(?)事がある。その時はあまりにもオヤジに似ていて,彼の(若造が)発するオーラに緊張してまい,目の前にいたのにもか かわらず無視してしまった覚えがある。そのことも頭によぎりDanielには"メチャクチャいい奴じゃないか"と思うと同時に"俺が遊びに行くのは良いけ ど,お前のオヤジとおじさん(Ray Daves,自分にとっては神的存在)を連れて来い"とも考えていた。ちなみにDanielはオヤジと叔父にそっくり。しゃくれあごも,輪郭も。それとや たらと背がでかい。190㌢㍍はあった。

Year Long Disasterの演奏が始まりかなり客も入ってきた。来るといっていた自分の知人達の1/4くらいが来ていた。間違えなくブッキングは4公演中最高。全 く問題がない。Year Long Disasterもなかなかゴリゴリのロックをぶちかましてくれてよかったが,調子にのって20分オーバーしやがった。その後,the Sermonのセッティングの時にギターアンプが壊れると言うハプニング。彼等とは機材を貸し借りしていてそのアンプは自分が借りているものでもあった。 でも自分はギターに一台,キーボードとウクレレに1台と計2台のアンプを使っていたため,1台のアンプで全てをこなせば良いことに気付いた。Daleのア ンプを貸しthe Sermonの演奏は無事終了する。

YLDの20分オーバーとギターアンプの故障で時間てきに押されてしまった。客も 遅くなってしまたので若干減っている。それでも良い具合は入っているのでとにかく暴れた。多くの人がクビを振ったり体で乗っている。まさにバンドと客との 相互作用。かなり乗ってきた。心配していた自分にとっての新曲"Saint of All Killers"も乗ってきて,その曲の後半に6秒のオルガンソロがある。それを終えた瞬間客からの大きな(大袈裟)歓声が聴こえた。鳥肌が立った。完全 に乗ってきた。またお決まりのサーキットベンディングを使ったノイズジャム。今回はベースキャビネットから頭を離し寝転びジャムは5分くらい続いた。雑誌 のカメラマンがステージ横から自分とベントキーボードの写真を何枚も取っている。それに気付いた自分はドラムにビートの合わせて"取ったら載せろよ!取っ たら載せろよ!"と頭の中で歌っていた。

事終了して片付けをしていると何人かの客が成功をたたえてくれた。中にはMyspaceを観て着 てくれた人もいた。数日後にAltamontのMyspaceにコメントが残されていて,「Altamontほど楽しんで演奏してお客を楽しめバンドは久 々に観た」とまで書いてくれた。そのカメラマンも自分の所へ来て,「久々にライブ観て興奮した。12歳の時に戻った気がした。ありがとう」と言われた。今 までの世辞でもっともインパクトがあって説得力のある言葉で素直に嬉しくなった。

4日間のツアーを終え,明日San Franciscoに戻るthe Sermonに別れを告げる。自分の車に荷積みをして2週間離れるDanに別れを告げそれぞれが帰路に着く。荷積みをしていると時に気付いたのだが今回ブ ラを使わなかった。ジンクスは消えていた。自分は帰り道車の中でAltamontがthe Kinksのツアーのサポートを勤めると勝手に決め付け(まず無いだろうな)ニンマリしていた。

2 comments:

肉警部 said...

面白いッス。とくにトシマンのやる気が底辺の1〜3度目にショウの様子にはちびまる子ちゃんの野口さんバリにキュクックックックって笑っちゃいました。2/4のシルバーレイクのショウはどこで何時にどんなブッキングでオルタモントは何時からはじまるのか教えてください。私は多分1人ででかけ現地で合流ってな筋書きでいますので。ウヒャア。

Anonymous said...

書き込んでみたい衝動。
おさえられませんでした。