Saturday, January 07, 2006

ツアー日記! Melvins、故郷で叫ぶ! ファンも叫ぶ! Olympia


11月5日 Portland-Olympia

9時ごろ目が覚め、シャワーを浴び終わると、相部屋のDaveとTimが目を覚ましていた。 皆がシャワーを浴びた後Daveの知り合いSahraの勤める楽器屋に自分とその2人にDaleとSashaを加え向かう。 やはりオレゴン州、LA等とは違い楽器の価格がひどくない。 Daleはそこで小さな木魚がスタンドに着いたものと, そこのないタム、ロートタムを購入。 その後メキシコ料理屋で昼食をすませBuzz、NickそしてJelloをホテルに戻って拾い、ワシントン州Olympiaに向け出発。

3時半に予約をしていたホテル、Ramadaに付き、荷物を置き直ぐに会場へ向かう。 会場はそこから300メートルあまり。 Olympia、 ワシントン州の首都だけに会場の名前もCapitol Theater。 泊まっているホテルの前の通りもCapitol Way。 確かに小奇麗な町で雰囲気は良かった。 ホテルから会場い向かう間にバンから見えたコーヒー屋には多くのお洒落を気取った学生達で賑わっている。 会場もこんな感じになるかと思っていた。 それは間違い。 パンク小僧やごっついにいちゃん、酔っ払い。 とても品のある学生など見当たらなかった。 考えてみれば当たり前。 JelloにMelvins...

ステージに上がるといきなり黄色い声が。 「Dale、お帰り~!」 Daleの故郷、AberdeenまでOlympiaから50Km強。 OlympiaがDaleの故郷と言っても過言ではない。 そのDaleが1曲目の途中で何故か歌うのを止めてしまった。 どうやら間違えたらしい。 その曲が終わると、"I fucked that one up. That's 'cause I'm fucked up. But it's ok, 'cause this is a fuck-you kind of world" と言い吹っ切れたように観客にアピール。 さすがは百戦錬磨のライブ男。 その後、Daleは乗りに乗りまくった。

自分の前には観客の中に5、6人狂った男性郡が自分に話し掛けてくる。 かなり気に入ってくれている様子がうかがえる。 3曲目が終わるとDaleがメンバー紹介をする。 自分の所では「日本人で、キーボード、ギター、ウクレレプレーヤーのToshi Kasaiだ!」と紹介してくれた。 にもかかわらず、その男性郡は「ヨシ~!ヨシ~!」と自分の名前を叫びつづける。 中には"Yoshi! You're the mother fucker!, You know how to play those shits!"と、罵声なのか声援なのか混乱させるようなことを言う男達がいた。

ちなみに例のカツラだが、その日はDanにかぶるよう渡した。 Danは5曲目が終わるとそれをその男達の群れの一人に譲ってしまった。 カツラから開放された瞬間であった。 演奏を無事終え、Nickの待つ売店へ。 場所がわかりにくかったためかあまり人は来なかった。 が中に子供連れのMelvinsファンが来て、販売を行っていたAltamontの3人にかなりの評価を与えてくれた。 そのオヤジは彼の子供にMelvinsの20周年Tシャツ(写真)を買ってあげかなり満足そうに売店を去った。 それからしばらくするとその子供が戻ってきて"You guys rock!"と我々Altamontに親指を立てて、売店そばのトイレに入って行った。 トイレから出てくるとその10歳前後の子供はそのオヤジに買ってもらったMelvinsのTシャツを指差し、「君達(Altamont)のサインをして欲しい」と言ってきた。 自分は「俺たちはMelvinsじゃないよ」と言うと。、それでも構わないと言うそぶりを見せた。 自分がサインを終え、Danにペンを渡し、 Danがペンを握って準備をするにもかかわらず、「サンキュー!」と自分に言って、 Danを無視して行ってしまった。

片付けを終え、楽屋にてビールをかっ喰らい、ライブで疲れた喉を癒す。 数十分いたのちKurtと二人でホテルに歩いて戻る。 ホテルに戻りロビーにあるコンピューターを使ってメールをチェック。 時計は3時半を回っていた。

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