Tuesday, January 08, 2008

Knoxville>>Nashville>>New Orleans

10月12日, Knoxville, TN

380Kmの距離をいつものように、Coady, Dale, Jaredとバンで移動。Coadyが運転している時、自分は一番後ろの席(全3列)で音楽を聴きながらボッーとしていた。Jaredは助手席で雑誌を読み,真ん中の席ではDaleがうたた寝をしている。すると高速の反対車線から大きな紙袋のような肌色なものがふわふわ浮いてこっち側の車線に向かってくる。紙袋かと思い目を細めて見る。Coday, Jaredと自分が同時に「ワー!」と大声を上げる。Daleもその声で目を覚まし,その物体に気づく。それは紙袋ではなく鹿であった。反対車線を走っている車にはねられ,横向きに回転しながら3、4m上空を15mほどはね飛ばされた鹿であった。反対車線との間には芝地が20mくらいの間隔で設けられていたため大事には至らなかった。その鹿は即死であろう。衝撃的なシーンで、会場に着くまでその話で盛り上がる。
会場に着き、ある程度準備が出来るとサウンドチェックまで野球で盛り上がる。会場のステージ係を含め大勢が参加。ステージの準備が出来始めると一人一人と抜けて行き,最後に残ったのは自分のJohn。Buzzがステージから観ていて、全力で投げるようJohnに指示する。会場は広いがくらくて球が見づらい。手から球が離れたのは見えたのだが、次の瞬間球は自分の目の前に来ていた。よける間もなく球は自分のこめかみに命中。球が柔らかいとは言え,全力で投げられればさすがに痛い。前から崩れるようにして床に倒れる。勿論それは演技。皆、大笑い。
公演は演奏,客の入り,盛り上がりともまずまず。良い気分でステージを降りる事が出来た。今晩も会場の音をチェックしに観客にまじる。エンジニアに多少の指示をして、納得の行く音が出来ると自分はバーに向かい、好物のジン・トニックを注文。バーにはテレビがあり野球が中継されている。飲みながら、野球を見ながら、音をチェックする。”良い仕事だ”と再確認。いつもMelvinsの最後の曲になると、自分はステージに上がり,終わった時客がステージに上がってこないように見張りをする。今日もいつも同様ギターキャビネットの後ろで待機する。曲の途中で汗を拭うためにキャビネットの上のタオルを取りに来たBuzzと目が合ったので、野球の途中経過を教えるととても嬉しそうだった。
片付けが済むとTimから電話が入り,隣のバーで飲もうと言ってくる。野球の話からなぜかラグビーの話になった。アメリカではラグビーは全く人気のないスポーツ。日本人の自分の英国人のGarethだけがラグビーに付いて知っている。Timがフットボールと比べ、”タックルの違い、あまさ”を指摘された。自分が「こうやるんだ!」とムキになりTimにタックルする。「分かった,分かった」と取りあえず降参したものの、直ぐにまた侮辱して来たのでもう一度タックル。2度目は見事にかわされ、勢いあまり、むき出しになっていた鉄筋の柱に頭を強打。また前のめりで倒れる。この後,たんこぶが3日くらいひかなかった。鹿の事と言い,2度の自分の頭へのアクシデント。なんとも過激な日であった。


10月13日, Nashville, TN

Nashvilleには2時過ぎに着いたので昼食を取っていない数人の為に,Daleお勧めのBBQレストランに向かう。Hog Heaven(http://hogheaven.ypguides.net/)と言う、小屋がキッチンになったテーブルは外に置かれている小さな店。Centennialと言う公園の向かいにあり、Tennessee Titansの試合もその日行われるため、公園はフットボールファンで賑わっている。車を止めるのに一苦労。”そこまでして食べたいのか?”と自分は疑問に思っていた。自分は昼食を取っていたので小さいBBQサンドイッチを注文。”そこまでする甲斐”はあった。ソースが普通と違い,ホワイトソースで、普通のソースのベトベトさが全くない。あまりにも美味かったので夜食の分まで買ってしまった。後に楽屋にケータリングをする事になる。
今日は二日酔いではなく、体がだるい。いまいち体がのってこない。開演まで時間があったのでホテルで休む。ホテルから会場までは歩いて行けるので歩いて会場に向かう。ボーッとしている。赤信号に気づかず歩き続ける。フッと横を見るとバンが凄い勢いで向かって来てる。慌てて歩道に戻る。危うく轢かれるところであった。公演はなんとか持ちこたえた。
会場の警備員の中にMelvinsの大ファンがいた。メンバーとも顔見知りなっている彼は今回は16買いめのMelvinsのショーだと言う。しかも右腕にMelvinsの入れ墨まで入れている。公演が終わるとその警備員は「ステージの横は俺に任せろ!」と心強い言葉をかけてくれる。しばらくするとステージに残されたDaleのドラムスティックを拾い、大喜び。メンバーにサインを貰いにバックステージとステージを行ったり来たり。ステージを見張りながらの片付け。ファンが警備員だと仕事もなかなか進まない。


10月14日, Nashville>>New Orleans

移動日。朝起きると出発まで時間があったのでホテル近辺を歩く事にする。あまり目星い店は見当たらない。20分くらい歩くとようやく本屋らしき店を見つけたのでそこに入る。入ると何かがおかしいと思わされる。本以外にもロウソクや小物,やたら派手なものが多く並べられている。本のコーナーに来てようやく気づいた。ゲイの店であった。慌てて出ると格好が悪いので、まるで探していたものが見つからなかったように店を後にする。ショーウィンドウを良く見なおすとレインボー・フラッグ(ゲイ・コニュ二ティーのサイン)が飾られいる。コンビ二で雑誌と飲み物を買いホテルに戻る。
754kmの距離を走る事になる。自分は半分以上を運転。だが運転が終わる事、披露と共にもの凄い寒気がして来た。完全に風邪をひいたことに気づく。後半はJaredに運転を任せ自分は一番後ろの席で毛布を掛けながら睡眠を取る。

2 comments:

Anonymous said...

the show in Knoxville was awesome , id like to read this

but my Japanese skills are a little rusty

Toshi Kasai said...

Thanks. Yeah that was fun. Did you talk to me?
Sorry, the reason I do this in Japanese is that there are not many Melvin or Melvin related band fans in Japan. Also I read a bunch of articles or blogs which were writen by Japanese fans and said there were not much information about Melvins in Japanese. So I thought It would be nice to introduce Melvins to more people and to give fans more info about Melvins in Japanese.
I would interpret those in English if I had more time. It takes hours to write those in Japanese as well.