Sunday, June 14, 2009

Portland>> Seattle

5月22日、Portland

Jaredの運転でOregon州に入った途端、ハイウェイパトロールに止められる。その時自分は後部座席で高いびき。車が止まった事で目を覚ます。スピード違反。言い訳が出来ないくらいスピードを出していたようだ。チケットを切られるものの、あまりうるさくない警官だったのですんなりその場から立ち去る。

今日も3バンド。先発はCoadyとJaredの旧友のバンドBlack Elk(http://www.myspace.com/blackelk)。ギターのErikはサウンドチェックの時から興味深い音をだしていた。公演時も直ぐ近くでみせてもらった。公演後「もっと弾きたいでしょう?」って言ったら「分かる?そうなんだよね」とひきたらなそうな非常で応えて来た。

楽屋にはJackass等で有名なEhren McGheheyが来ていて、ショーを一部始終録画すると言う。TBの公演はいつも通りもりあがる。会場も多くの埋め尽くされている。Portlandの客はたまに狂う事がある。この日はそれほど狂ってはいなかったがステージに向かってビールの缶を投げて来た奴がいた。そいつの方に向かって「ヘイ!」と言うと、知らないふりをして急に大人しくなった。

公演後は楽屋でEhrenが全てのバンドを同時にインタビュー。皆がばらばら事をやっている。ビデオになるのであろうか??? その一方、Buzzの同級生でMelvinsのグッツ販売としてファンからも人気のある、John Rが遊びに来ていて、Johnの所にSeattleで公演を行っているMelvinsから連絡が入った。そのショーにあの超大物投手、Randy Johnsonが楽屋に来ていると言う。Randyは音楽好きで有名でもある。Melvinsの二人と仲が良く、Randyと交友関係にある元SoundgardenのBen Shepherdがそのショーに連れて来たと言う。Randy Johnsonと会っているMelvinsの事を考え、自分の頭の中ではインタビューなどどうでもよくなっていた(勿論、ひがみ)。

片付けを終え、バンに乗り込もうとするとJaredがいきなり通りの向こう側に駆け出す。Voodoo Doughnut(http://voodoodoughnut.com/)に走り込んでいった。夕方になると行列が出来ている店で前から気にはなっていた。Jaredは自分にBacon Maple Barと言われるドーナッツにベーコンが乗せられたものをくれた。想像できる味だと思う。正直、あまり美味いとは思わなかった。 


5月23日、

休み。この日、Washington州の外れでMurder City Devilのドラマーとしてフェスティバルに参加するCoadyは朝早くJakeを連れてホテルを発っていた。昼になり相部屋のJaredは地元が近いので里帰りをするとPortland を離れた。残された自分は当初の予定では一日早くSeattleに入るか、フェスティバルに同行しようかと思っていたが、この日にMelvinsがPortlandで公演を行う事を知り、残る事にした。洗濯をしようとコインランドリーを探しに街を歩き回るが日曜なので何処もしまっている。Hot Pot Cityと言うなの中華料理を見つけそこで昼食を取る。カウンターに鍋が埋め込めれていて、野菜、肉、麺を自分で煮て、好きなタレを作って食べるようになっている。タレを作るのに苦労したが色々混ぜたら美味くなっていった。

ホテルに戻り昼寝をしているとBuzzの旧友、Dan Rから電話が入り、迎えに来てくれると言う。早い時間に会場に入りMelvinsのサウンドチェックを確認。Portlandに残っていたTBの面々も合流。Melvins 1983がステージに上がる。Buzzがいきなり客に挨拶。Mike Dillardを紹介したあと、ベースで参加しているDaleを指差し「オリジナルメンバーのMatt Lukinがベース」と言うと客は冗談だと直ぐに分かったようで大笑いしながら歓声が起こる。Melvins 1983が40弱演奏をした後、Daleがドラムにつき、Buzzと二人で30分強の演奏を行う。カバーソングが数曲耳につく。その後、Trevor Dunnが加わり、Houdiniからの選曲プラス数曲の演奏が行われた。2時間にわたるショー。

彼らが演奏している間、酔っぱらった客がやたらと自分やTBの連中を押しのけて通ろうとする。そんななか、自分の顔を観てニコニコしながらうなずき、肩を軽く叩き去って行った客がいた。その男は暫くして自分の所に戻って来て「あんた、最高だよ」と言って去って行った。自分を暗闇で見つけられる熱狂的なファンがいるのには驚いた。

公演後Dan Rがまたホテルまで送ってくれた。久々に仕事を忘れのんびりできた。が、この日からまた咳をし始める。


5月24日、Seattle

Portlandに残っていたTBに迎えに来てもらいSeattleまで乗っけてもらう。Portlandを去る前にオイルチェンジをして食事を取り、昼過ぎに出発。休日ともあり高速は大渋滞。会場でBBの面々と合流。

Daleの高校生の時の友人で、今は警官のBが遊びに来てくれた。公演まで時間があったのでBと色々話した。その話題の中で自分は”もっともBが携わったもっとも酷い事件”を聞くとBは2つの事件を話してくれた。一つは4歳の男の子がヤク中のベビーシッターに64箇所さされて亡くなった事。もう一つは友人に刺され内蔵が地面までこぼれ出した男性が緊急救助隊の処置により一生を救われと言う。ちなみにその男性はその事件の裁判まで出席したと言う。

今日も録音。前座のPontiak(www.myspace.com/pontiak)の面々は非常に人当たりが良く、サウンドチェック時に演奏を聴き興味をもったので、彼らも録音する事にした。ちなみにこのバンドのメンバー達は、彼らのツアーに出ているこの3週間、ホテルを予約した事がなく、ほとんどの日がキャンピングだと言う。Pontiakの演奏を最前列で聞いているとステージ前中央にいた数人の客が手を振ってくる。自分の後ろに誰かいるのか振り返って確認していると”君の事だよ”と言わんばかりに自分を指しまた手を振ってくる。自分の知名度が多少は上がっている事を知った。

TBも録音。いつもどおり”Whoses"のソロで参加。数日前にMelvinsの公演があった事、フェスティバルが行われている等の事でSeattleにしては客の数が少ないように思えたが、BBの公演はいつものSeattle公演の様にもりあがった。マッシュピットで出来た空間で大柄の男性客が非常に可愛い踊り(80年代の日本の女性ポップアイドルがしていた、両肘をまげそれを交互に肩の高さまであげるやつ)をしているのに気付き、笑えをこらえるのに必死になった時があった。


5月25日、

移動日、Coady、Jake、Jaredとが地元に近いため、Seattleには詳しい。Jakeが言うにはLAにはあり得ないような美味いメキシコ料理屋、La Cartaで昼食を取る。どちらかと言うと、高級料理で量も少なめ。自分とJaredはこの店で食べた事がない。店側にしてみればお洒落な味を出そうとしていたのだろうが、Jaredも自分もやたらと甘いソースが数品に乗せられていて、あまり美味いとは思わなかった。決して不味いとは思わなかったが値段と満足感があまり一致しなかった事でまた行きたいとは思わない。

数時間の運転の後、Eugeneの近くまで来ていたので、他の小さい街よりレストランが豊富であるEugeneで食事を取る事に。Eugene City Brewery(http://www.rogue.com/locations/locations.php)に入る。自分は今晩は運転しない事を確認してその店の系列店で作られているImperial Porter(http://www.rogue.com/beers/imperial-porter.php)を注文。夕食の注文時にはJaredが自分の食べっぷりをみたいと1パウンド(約454kg)の(アメリカン)神戸ビーフのチーズバーガー、Kobe Bacon Cheese Burgerを無理矢理注文。油が非常に多く、途中で気持ち悪くなりリタイヤ。店を出てホテルに着くまで後部座席で横になっていた。食事でついていない一日であった。

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